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AWSのSAA-C03の合格を目指す人は必見!試験合格率や効率的な学習方法を紹介

「AWS SAA試験に不合格になった原因が知りたい」
「合格するために必要な勉強法について知りたい」

AWSのSSA試験に落ちた人の中には、このように考えている方もいるでしょう。

本記事では、AWS SAA試験に再チャレンジしたいと考えている方に向けて、具体的な対策や学習方法を解説します。また、合格するためのヒントや、おすすめの学習教材も紹介します。

本記事を読めば、試験の内容が具体的に把握でき、効果的な学習方法で次回の試験に備えられるでしょう。

目次[非表示]

  1. SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)の合格率
  2. AWS SAA-C03の試験内容
    1. 第1分野:セキュアなアーキテクチャの設計
    2. 第2分野:弾力性に優れたアーキテクチャの設計
    3. 第3分野:⾼パフォーマンスなアーキテクチャの設計
    4. 第4分野:コストを最適化したアーキテクチャの設計
  3. AWS認定試験結果の確認方法
  4. AWS SAA-C03に落ちた後の再受験について
  5. AWS SAA-C03の学習方法について
    1. AWS Skill Builder(オンラインプラットフォーム)
    2. 書籍
    3. セミナー・勉強会
    4. 専門講師の研修受講
  6. AWSのSAA-C03合格を目指すなら認定講師による研修で

SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)の合格率

AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)自体の難易度は、AWSのサービスを使用する、クラウドソリューション設計に関する1年以上の実務経験を要するレベルが推奨されています。合格ラインは、全体で1000点中720点と設定されています。

AWSの認定試験の難易度は、以下図のとおりです。

AWSの認定試験は、大きく分けて下記4つのレベルがあります。

  • FOUNDATIONAL:基礎レベル
  • ASSOCIATE:中級レベル(SAAが該当)
  • PROFESSIONAL:上級レベル
  • SPECIALTY:専門分野

SAAはASSOCIATEレベルに位置づけられています。ASSOCIATEは、基礎的な知識だけでなく、実務で使える応用力を問われる試験です。

ちなみに、他のレベルの合格ラインは、基礎レベルが700点、PROFESSIONALとSPECIALTYが750点です。

SAAの資格はAWSの知識を深く理解していることを証明するうえで非常に重要ですが、決して簡単な試験ではありません。

そのため、焦らず計画的に学習を進めましょう。

AWSの認定試験についてより詳しく知りたい方は、「(最新)AWSの資格一覧を紹介|推奨レベルや取得方法についても解説」をご覧ください。

AWS SAA-C03の試験内容

AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)は、AWSのアーキテクチャ設計能力を証明する認定試験です。クラウドサービスを利用したシステムの設計・構築を検討する際に、必要となる幅広い知識が問われます。

試験概要は下記の通りです。

  • 問題形式:選択式(択一選択問題と複数選択問題)
  • 試験時間:130分間
  • 受験料金:16,500円(税込)
  • 問題数:65問
  • 合格点数:1000点満点中720点以上

ちなみに「C03」とは試験のバージョンで、2022年8月30日にSAA-C02から変更になりました。

試験の詳細については、下記のリンクをご覧ください。

AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) 試験ガイド

次項では、SAAの試験範囲である4つの分野について解説します。

第1分野:セキュアなアーキテクチャの設計

セキュアなアーキテクチャの設計は、試験全体の30%を占める分野です。

具体的には、AWS環境でのアクセス制御やデータ保護、暗号化の実装など、システム全体のセキュリティを強化するための知識が問われます。

AWS Identity and Access Management(IAM)を活用した認証・認可設定や暗号化設定など、具体的なサービスのセキュリティ機能を理解する必要があります。

第2分野:弾力性に優れたアーキテクチャの設計

弾力性に優れたアーキテクチャの設計は、26%の配点を占めており、システムの可用性や自動復旧の確保に関する知識が求められる分野です。

障害が発生しても迅速に復旧できる仕組みの構築や、Amazon Simple Queue Service、Secrets ManagerといったAWSサービスの適切な活用方法が出題されます。

サービスの冗長化やリージョン間のバックアップ設定も、この分野に含まれます。

第3分野:⾼パフォーマンスなアーキテクチャの設計

高パフォーマンスアーキテクチャの設計では、試験全体の24%を占め、AWSクラウド環境で効率的にリソースを活用し、高速な応答性を維持するための設計スキルが問われます。

Amazon EC2、Amazon CloudFrontなど、特定のAWSサービスの利用方法についての理解が必要です。

また、リソースの最適な配分やキャッシュ機能の活用によるパフォーマンス向上に関する内容も含まれます。

第4分野:コストを最適化したアーキテクチャの設計

コスト最適化に焦点を当てたアーキテクチャの設計は、20%を占めており、費用対効果の高いソリューションを提供するための知識が求められます。

適切なリソースの選定や、使用状況に応じたリソース削減を可能にするAWS Cost and Usage ReportやSavings Plansなどのコスト管理ツール・オプションの活用が試験に登場します。

AWS認定試験結果の確認方法

AWS認定試験の結果は、試験終了後5営業日以内にAWS認定アカウントへ反映されるよう設定されています。受験者は、AWS認定サイトにサインインし、自身の試験履歴画面で確認が可能です。

試験結果がアカウントに掲載されると、AWSからメール通知が届きます。

なお、受験日当日の20時頃に結果がメールで通知されることもあるため、即日で結果を確認できる場合もあります。

ただし、クラウドプラクティショナー試験に関しては、試験終了時に合否が表示されるため、結果を待つ必要はありません。

AWS SAA-C03に落ちた後の再受験について

AWS SAA-C03試験に不合格の場合、14日間の待機期間後に再受験が可能です。特に受験回数の制限もなく、試験ガイドやシリーズコードが更新される場合は、新バージョンの試験を受験できます。

ただし、再受験の際には、登録料金を全額支払う必要がある点には注意が必要です。

なお、一度合格した試験に関しては、認定期間の2年間は同一試験の再受験はできないため、別の試験にチャレンジして継続的なスキル向上を目指しましょう。

AWS SAA-C03の学習方法について

AWS SAA-C03試験に落ちてしまった場合、各分野ごとのスコアを見直し、苦手分野の克服を目指しましょう。

試験の後、分野ごとの合否ラインが提示されます。苦手な分野は、書籍やセミナー、勉強会、オンラインコンテンツで知識の補強をすることが大切です。次項で、オススメの学習方法について紹介します。

AWS Skill Builder(オンラインプラットフォーム)

AWS Skill Builderは、AWSが提供する公式オンライン学習プラットフォームです。

ハンズオン形式のワークショップやクイズなど、インタラクティブなコンテンツが豊富に用意されており、AWSサービスや試験対策に必要な知識を体系的に学べます。

SAA-C03対応の講座が充実しており、動画形式での解説や模擬試験も含まれているため、苦手分野を集中的に強化できるでしょう。

書籍

SAA-C03の対策として、下記のような信頼性の高い書籍もオススメです。

上記の書籍は、試験でよく出題されるトピックを網羅しており、基礎から応用までを効率よく学べます。

他にもSAA-C03に対応した書籍は多数出版されているので、自分の学習したい分野に合わせて選びましょう。

セミナー・勉強会

SAA-C03の対策として、AWSやトレノケートが主催するセミナーや勉強会もおすすめです。

AWS Black BeltJAWS DAYSといったイベントでは、最新の技術情報を学び、他の受験者と意見交換する機会も得られます。

また、経験豊富な講師から直接学べるため、独学では気付きにくいポイントを理解できます。

トレノケートで主催しているセミナーの詳細は、下記のリンクをご覧ください。

セミナー一覧ページ|トレノケート

専門講師の研修受講

さらに深い学びを得たい方には、トレノケートが提供する研修もおすすめです。

特に「Architecting on AWS(バウチャ付) 」コースは、AWSの基礎から設計手法までをカバーしており、累計受講者36,000人以上という実績が信頼の証です。

トレノケートの研修はオンライン受講にも対応しているので、どなたでも参加できます。また、AWS公式の認定講師も在籍しているため、質の高い研修を受けられます。

AWSのSAA-C03合格を目指すなら認定講師による研修で

AWS SAA-C03に一度落ちたとしても、再挑戦に向けた対策をきちんと立てれば、合格の可能性は広がります。

特に、各分野の弱点を補強するための教材やトレーニングは重要です。

本記事で紹介したAWS Skill Builderや勉強会、トレノケートのAWS研修などを活用すれば、効果的に学習を進められます。

トレノケートでは、AWS認定講師による質の高い研修が受けられ、独学では得られない実践的な知識が習得可能です。オンラインでも受講できるため、忙しい方にもおすすめです。

AWS SAA-C03の合格を目指している方は、ぜひトレノケートのAWS研修をご検討ください。

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