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ChatGPT-4の使い方は?登録方法や活用できる業務例とともに注意点を紹介

近年、生成AIへの注目が高まっており、中でもChatGPT の活用が進んでいます。個人で使うことはもちろん、大手企業が導入に踏み切っていることからビジネスシーンで見かける機会が増加すると考えられます。
今回は ChatGPT の中でも有料版であるChatGPT-4について解説します。登録方法や業務で活かせるシーンを紹介するため、自社の業務効率化にお役立てください。

※当記事の内容は2024年3月時点のものです。 

 

ChatGPTとは

ChatGPTは人工知能を利用したチャットサービスです。ChatGPTではユーザからの指示(プロンプト)を受け、AIが自動的に回答を生成します。たとえば、ChatGPTに「日本の歴代総理大臣を教えてください」とメッセージを送ると、数秒後に歴代の総理大臣の一覧が表示されます。このように自分の知りたい情報を瞬時に受け取れるのがChatGPTの特徴です。

日本語への対応あり

ChatGPTの公式サイトにアクセスするとすべて英語で記載されていることから「日本向けのサービスではないのかな?」と考える方もいるかもしれません。   しかし、ChatGPTの機能においては日本語にも対応しているため、英語がわからなくても問題ありません。

実際にChatGPTを使い、指示(プロンプト)を入力する際は日本語で入力し、日本語での回答が得られます。

有料プランが設定されている

ChatGPTは3.5と4のバージョンがあり、ChatGPT-3.5が無料プランでChatGPT‐4は有料プランです。今回紹介するChatGPT-4は月額20ドルで利用可能です。なお有料プランは自然言語処理能力が格段に高いため、ビジネスでの活用が適しています。

ChatGPT-3.5との違い  

下記にチャットChatGPT-3.5と4の違いを紹介します。
※2024年3月時点の内容です。

ChatGPT-3.5 ChatGPT-4
料金は無料 料金は有料(月額20ドル)
拡張機能なし プラグイン複数あり
アクセス速度は通常 アクセス速度は優先されるため速い

 

ChatGPT-4の登録から使い方の流れ

ここではChatGPT-4の登録から実際に使うまでの流れを4つのステップで解説します。

 

1.アカウントへの登録とログイン

まずはChatGPTを提供しているOpen AIWebページからアカウント登録を行います。Webサイトに飛ぶと「Try ChatGPT」の文言があるため、ボタンをクリックして登録に進みます。

ページが切り替わりサインアップをクリックすると登録するためのEメールアドレスを求められ、ログイン方法は複数のプラットフォームから選択可能です。既に使用しているものがある場合はそちらを使用すると利便性が高まります。

 

2.ChatGPT Plusの申込みを行う

ChatGPTへの登録が済んだら、次に ChatGPT-4を使うために「ChatGPT Plus」の申し込みを行います。こちらは有料プランになり、20ドルの月額費用がかかります。なお、ChatGPT Plusの登録にはクレジットカードが必要です。企業の場合、経理や財務の担当者との連携が欠かせません。決済が完了した後はContinueをクリックすると申し込みが完了します。

 

3.利用前にモデルの切り替えをする

ChatGPT Plusへの登録後はChatGPT‐4への切り替えが必要です。登録直後はChatGPT-3.5が使われているため、右にあるタブのChatGPT‐4をクリックします。ここまで済ませると登録は完了です。

4.プロンプトを入力する

登録が済んだらプロンプトに聞きたい内容を入力していきます。ここからは従来のChatGPTと使い方が変わらないため、使い慣れている場合はそのまま作業を進められます。

 

ChatGPT-4ができる5つのこと

ここではChatGPT-4にできる5つのことを紹介します。一部、ChatGPT-3.5でも可能ですが、ChatGPT-4ではより高い精度でのタスクの実行が可能となっています。
 

文章の校正作業

ChatGPT-4では自分が書いた文章の添削が可能です。自分で文章を作成する場合、主観が入っていたり表現が独特で相手にとって読みにくい文章であったりします。しかし、ChatGPT-4を使うことで、癖のない文章の生成が可能です。
文章の添削はChatGPT-3.5でも可能ですがChatGPT-4になると精度が上がるため実用性が高まります。

文章の要約・リライト

ChatGPT-4では文章の要約や修正も可能です。たとえば、自分が知らないことについて概要を理解したい場合「〇〇について500字以内で教えてください」と指示を出すと自分が知りたい情報を返してもらえます。
全く知らない用語や事象を調べようと思うとどこから手をつけていいかわからなくなります。しかし、ChatGP-T4を使うと自分で調べる手間を省きながら全体を把握しやすくなります。  

 

手書きメモからテキストを生成

ChatGPT-4では画像の認識が可能です。そのため、自分でメモ帳に書いた内容をOCR機能(光学的文字認識)を用いて読み取ります。 読み取った文章はそのままメールやドキュメントに使えるため時間を短縮することが可能です。

 

高度な質問や複雑な質問への対応

ChatGPT-4ではそれまでのChatGPT-3.5よりも自然言語処理能力が向上していることから、回答精度が高まっています。 
質問をより正確に理解し、文脈をふまえた洗練された回答を返したり、複雑な質問へ対応することも可能です。 

 

自動コーディング

ChatGPT-4では文章を入力するだけでWebサイトの作成も可能です。たとえば、「ペットショップのホームページを作ってください」とメッセージを送信するとHTMLとCSS、Javascriptを用いてホームページのコーディングを行ってくれます。
プログラミング言語にも対応しているため、ご自身の目的に応じて、色々と試してみると活用の幅が広がるのではないでしょうか。

 

ChatGPT-4利用時の注意点  

ここからはChatGPTご利用時の注意点を紹介します。非常に便利なツールですが取り扱いを間違えるとトラブルのきっかけになりかねないため、情報の管理やセキュリティ対策が大切です。

正しい情報とは限らない

ChatGPT-4は従来モデルと比較し、精度が向上していますが、提供される情報すべてが正しいとは限りません。ChatGPT-4が学習するフィールドにはさまざまな情報が溢れており、誤った情報も紛れている可能性があります。そのためChatGPT-4が誤って情報を取得した場合、真実でないことを回答される可能性があります。ChatGPT-4を使って出したコンテンツは一次情報をたどり、事実確認が必要です。

 

情報漏洩のリスク

ChatGPT-4を使用する際はセキュリティ対策が欠かせません。ChatGPT-4でやりとりされるデータはクラウド上に保管されています。そのため、どれだけセキュリティ対策を講じても情報が漏れる可能性はゼロではありません。企業規模で使用する場合、機密情報を入力してしまうと情報漏洩のリスクが考えられます。

また、個人情報を入力するとプライバシーを侵害する可能性もあります。まだまだChatGPT-4をはじめとした生成AIは企業の利活用を意識した体制が整っていないため、各社でセキュリティー対策が必要です。どのような対策を行えばいいか悩む場合は研修を受けたりセミナーに参加したりと学習の機会を設けるのがおすすめです。

 

まとめ

ChatGPT-4を始めとしたツールの活用は事前にITリテラシーを高めたりセキュリティの危機感を理解したりすることが大切です。理解を深めるには個々の取り組みはもちろん、企業規模で外部の研修ソリューションの活用がおすすめです。

トレノケートでは生成AIの導入を検討する企業向けに、豊富な研修ソリューションをご用意しております。自社のDXや業務効率化を図りたい場合はぜひ一度、ご相談ください。

 

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