こんにちは。マーケティングの長山です。
最近色々なところでIT化が進んでいますね。学習・研修分野でも例にもれず、テクノロジーを利用して、研修の形態も進化していきそうです。今後の動きを知るために海外の情報を探ってみました。
参照したメディアは、Training Industry というサイトです。その名の通りトレーニングやラーニングに関するニュースやコラム、リサーチなどの情報が掲載されています。アメリカの会社なのでそちらの情報が多いでしょうか。
ラーニング関連の情報やコラムが大量に読むことができるサイトではあるのですが、いかんせん英語のため全部チェックしているとそれだけで日が暮れてしまいます。
そんなわけで、ざっとナナメ読みしてトレンドだけ拾っていきたいと思います。
今回のテーマは「企業研修まわりの技術動向」。丁度良く、ばっちりのカテゴリーがありました。
https://trainingindustry.com/learning-technologies
さて、こちらは上記のページのとある日のスクリーンショットです。ここから、世界での(正確にはほぼアメリカの)傾向を調べていきたいと思います。
1ページ目に表示されている22件の記事がどのようなトピックを扱っていたか、内訳を数えてみました。複数投稿があったジャンルは下記の4つです。
これはかなり、バーチャルなトレーニングが来そうな雰囲気ですね。
では、Virtualなトレーニングについて、具体的にどのような記事が掲載されていたのか見ていきます。
まず、Virtual関連の6件の記事タイトルがこちら
※2と4は新サービスなどの発表に関するニュースなので割愛します。
1. VRトレーニングがより良い成果を出すための3つの方法
なぜVRが研修に効果を発揮するのかのまとめです。主に、「理解度の向上」「感情を高めることで長く記憶される」「コストダウンになる」といったことが述べられています。
3. VRとゲーミフィケーション:組み合わせて学習のより良い成果とパフォーマンスを
VRとゲーミフィケーションをうまく組み合わせるとトレーニングの効率を向上できるとのこと。ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素を取り入れることで達成意欲やモチベーションを向上させる手法のことです。ラジオ体操のハンコも、ある意味ゲーミフィケーションかもしれませんね。
この組み合わせは、特に、新入社員研修、安全性、行動規範に関する研修に有効とのことです。
5. あなたの組織は将来のバーチャルトレーニングに備えられていますか?
VRではなくて、eラーニングを含めた「バーチャルな環境」でのトレーニング全般についての記事です。チャットなどのツール、モバイルなど様々な形態のデバイスをうまく組み合わせ、教師と学習者がリモートでコラボレーションしていくことが今後増えてくるといった内容です。
6. 遠距離での学習の過去・現在・未来
遠距離での教育・学習メソッドの変遷について語られています。
過去はTV番組などオーディオ情報の配信からはじまり、ITの発達した現在はLMSやゲーミフィケーション、ソーシャル、そして将来はVRと変わっていく流れになっているようです。
記事執筆時のタイミングでは、Learning Technologyの中でVirtualが盛り上がっている様子です。
また、掲載されている記事を総括すると、Virtual Training (またはVirtual Learning)は、
といった特徴があるようです。
HR Tech や EdTech など、人材界隈でのテクノロジー利用はこれからますます進みそうですね!