部下に仕事を任せ、特に何事もなく進んでいると思っていたら、最後の最後で「やっぱり、期限に間に合いません。」と、どんでん返しを食らったことがあります。
など、疑問だらけでした。
相談された時には、時すでに遅し。
「それ、もっと早く言ってよ」
チームリーダーであれば、このような経験を一度ぐらいしているのではないでしょうか。
どうしてこのようなことが起こるのかを改めて考えてみました。
部下の視点からは以下のようなことが考えられます。
▼未来への不安
▼過去の経験
一方、上司の視点から考えられることは、以下のようなことです。
一見すると、部下の言動に多くの問題があるように思えます。
しかし、ここで挙げている部下の言動のほとんどは、上司の日々の関わり方一つでどうにかできることばかりです。
例えば、上司が1日1回たった一言でもいいから、「最近、忙しそうだけど大丈夫?」と声を掛けてみたらどうなるでしょう。日々のこの一言の積み重ねが、部下には上司であるあなたからの心配りや親しみやすさとして伝わり、部下の視点にある「▼未来への不安」は解消される可能性が高くなります。
「それ、もっと早く言ってよ」となる前に、
上司であるあなたからのはじめの一歩として、
「最近、どう?」「困ってることない?」
「楽しそうに見えるけど、何かいいことあった?」
「何か気になることがあるの?ちょっと、話そうか」
など、声を掛けてみるのです。
1日1回一言でも構いません。まずは部下と対話の機会を増やしてみてはいかがでしょうか。
次のコースは、「個を活かす」ために部下やメンバーとどのように対話すればよいのかを体験的に学ぶことができます。