情報処理安全確保支援士(登録セキスペ、RISS)は、2016年10月の「情報処理の促進に関する法律」改正によってできた、サイバーセキュリティ対策を推進する人材であることを証明する国家資格です。この資格は3年ごとに資格更新が必要で、いくつかの講習受講が義務付けられています。以前は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の提供する講習に限られていましたが、現在は民間機関等も実践研修に当たる「特定講習」を提供することが可能となり、受講者の選択肢が増えました。2022年12月現在、「特定講習」の種類はなんと34種類もあり、目的に合わせて選択が可能です。
本記事は受講者が特定講習の情報を参照しやすいようにまとめました。
資格更新を控えている方にとって、特定講習選びの一助になれば嬉しいです。
※特定講習の一部はトレノケートで取り扱っています。
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情報処理安全確保支援士は、ITスキル標準のレベル4に相当する高度な資格です。
情報処理安全確保支援士の名称を用いて、
を業とします。
情報処理安全確保支援士に義務付けられている講習には、毎年受講が必要な「オンライン講習」と、3年に1回受講が必要な「実践講習または特定講習」の2種類があります。
オンライン講習は共通ですが、実践講習、特定講習は受講者が選択できます。
講習の目的は、次のとおりです。
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の受講する講習について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 (外部リンク)
実践講習はIPA、特定講習はIPA以外の機関や民間企業が行う講習です。
実践講習や特定講習のどれを選ぶかは悩ましいところですが、選択肢が増えたのでじっくり選びたいところです。2023年は2回目の資格更新者が多く、前回はIPAの実践講習を受講されたので、今回は特定講習を検討されている方も多いようです。
とはいえ、何を選ぶかは悩みどころです。例えば、LAC社の「情報セキュリティ事故対応1日コース 机上演習編」は、机上でインシデントレスポンスを1日で学ぶ弊社のお客様に人気のコースですし、トレンドマイクロ社の「標的型攻撃対応・防御トレーニング5日版」は5日間、たっぷりと標的型攻撃の対応を実技を交えて深く学び、最後に試験に合格すると Trend Micro Certified Professional for Advanced Threat Defense というベンダ資格の取得が可能です。また、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のRPCI(リプシィ)は休日開催もあり、(ISC)2のCISSP保持者向けにCPEが付与されます。しかし、なかなかこうした情報に辿り着くのは大変です。
そこで今回、特定講習の情報にアクセスしやすくするためのリストを作成しました。下記リンクから全34コース情報の情報や、申し込みページにアクセスすることができますので是非ご活用ください。
2023年の更新対象者は次のとおりです。対象者は早めの対応が必要です。
※申請〆切までに所定の講習を全て修了し、更新手続きする必要があります。
今回は情報処理安全確保支援士の特定講習について書かせて頂きました。
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