
「あれ?この1年、何をしてたっけ?」リフレクションのススメ
こんにちは。トレノケートでビジネススキル研修の講師をしております山崎です。
本当に「あっ」という間に年末がやってきましたね。年末あいさつに年賀状に……と追われていらっしゃるでしょうか?
今回は、そんな時にひととき、1年をふりかえりましょう、というお話です。
スケジュール管理もいろいろ
みなさまは、日々のスケジュールを何で管理されていますか?
周囲の人に聞いてみると「スケジューラーに全部入れている」「アプリで管理している」「携帯に都度入力する」など、まぁ、この時代、さまざまありますよね。
そんな中、私はスケジューラーと併用して、毎年欠かさず「手帳」を使っています。
しかも、真っ赤な表紙の手帳(広島出身の血が騒ぐのか、ついつい赤を選んでしまいます)。
もちろんアプリのほうが便利だとはわかっているのですが、どうしても手帳でないと、しっくりこないのです。
手書きの味わい
1年が終わるころ、毎年の恒例行事として、「手帳のふりかえり」をします。
手帳は手書きであるだけに、日によって文字の調子が全く違います。
年始は毎年丁寧な文字でスタート。
その後、新入社員研修の時期に向けて、「忘れ物がないように」「寝坊しないように」などの対策が枠外に踊り始める。
10月からはまた、落ち着いたと思いきや、年末にかけては「年末・年始の忘れ物がないように」と、書いた本人でも識別不可能な文字がのたくりまわります。
1年をふりかえる
そんなこんなな手帳ですが、今年1年をふりかえる上で、文字の具合も含めてとても役に立っています。
「今年は●●のコースを始めたな」「あのコースでは、今までにないやり方を試したな」「これは緊張しながら臨んだな」などなど、文字と一緒に、その時の気持ちがよみがえります。
そして、その経験とともに、「自分ができるようになったこと」「新たに積んだ知識や体験」「成功・失敗からの教訓」など、その1年のことをリフレクションします。
リフレクションとは「ふりかえり」のことです。
ふりかえるのは出来事だけでなく、「その時、自分はどうしてそのような行動をして、そのような気持ちなったのか?」という、その時の自分への問いかけでもあります。
そして、「今ならどのように行動しているか」も一緒に考え、「次回は●●に気を付けよう」と、新たな手帳への行動規範が書き込まれるのです。
そのために、敢えての手書き手帳派を貫いていると言えるかもしれません(大袈裟ですね)。
2019年も残すところ約1週間。
本格的に忙しい時期ですが、そっと手を止めて2019年のスケジュールを開き、ご自身の1年をふりかえってみませんか?
新しい年のヒントがきっとたくさん見つかるはずですよ。