プロジェクトの失敗、いつから気づいていましたか?
実は、失敗の要因にプロジェクトの途中で気づいていたケースが多いのです。
例えば、
・要件定義工程で要件を吸い上げきれていないと感じたが、次の工程に進んでしまった
・重要な話をお客様が誤解している可能性に気づいていたが、確認しなかった
これらは、その場で対処していれば大きな問題にはならなかったのに、
見過ごしたために後の工程で大きな手戻りが発生してしまった例です。
気になったことには必ず手を打っておくようにしましょう。
これらの問題に対してプロアクティブに手を打つことが、成功への鍵です。
プロジェクトメンバーに進捗を確認したら「大丈夫です」と返ってきたが、
実は全く大丈夫ではなく、問題が発生していた!
そんな事態を経験したことはありませんか?
メンバーが問題を報告しない理由として、
もしかしたら、「報告しても怒られるだけ」「何も変わらない」…そんな心理が働いているかもしれません。
そもそも問題の報告はなかなか言いにくいものですよね。
それでは、どうすれば言いたくなるでしょうか。
メンバーが「報告した方が得だ」と思えるように、問題の報告を奨励しましょう。
例えば、報告されたときには「言ってくれてありがとう」とお礼を言い、
一緒に解決策を考えることで、メンバーに「問題を報告すると改善に向かう」と感じてもらうことが大切です。
プロジェクト・マネジャーの皆さんは、複数のプロジェクトを担当していたり、
プレイングマネジャーとして業務に追われ、時間がないと感じている方も多いことでしょう。
しかし、上記の問題1、2にも関連しますが、
プロジェクト・マネジャーが忙しすぎると、気になることに手を打つ余裕がなかったり、
メンバーから重要な情報が上がってこないことがあります。
まずは忙しすぎる状況を解消するために、優先順位の整理や先を見越した行動を心がけましょう。
例えば、「緊急だが重要でない仕事」に振り回されないようにし、
部下を育てて仕事を任せることも重要です。
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以上、プロジェクトマネジメントのよくある悩みと対策についてご紹介しました。
少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。