こんにちは!好きなラーメンは二郎系!
AWS & OCI 認定講師の久保玉井です。
今回は、Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)の認定資格の中でも、最上位クラスにあたる「Oracle Cloud Infrastructure Architect Professional」の勉強法についてご紹介します。
「OCIのProfessionalって何を勉強すればいいの?」
「Associateは取ったけど、その次はどう対策する?」
という方に向けて、初級から上級までを見据えた体系的な学び方もあわせて解説していきます!
そして今回も、おかげさまで一発合格できました。ありがたや!(スコアは80%でした)
ちなみに、私がどんな流れで勉強したかは、Xでも投稿しています。
AWS認定でも「一発合格シリーズ」をいくつか公開していますので、資格対策の雰囲気を知りたい方はこちらもぜひ♪
一発合格!AWS Certified Advanced Networking - Specialtyの3つの勉強法を解説
それでは、OCI最上位「Oracle Cloud Infrastructure Architect Professional」攻略法、いってみましょう!
こちらでは、OCIの上級資格である Oracle Cloud Infrastructure Architect Professionalについてご紹介します。
OCIのArchitect系の認定資格は、大きく3段階に分かれています。
Oracle Cloud Infrastructure Architect Professionalは、OCI環境における高度なクラウドソリューションの計画・設計・実装・運用、さらにはデータ移行やセキュリティ設計までを、実務レベルで行える専門知識と実践スキルを証明する認定試験です。
なお試験コードは、1Z0-997-25(年度により末尾の番号が変わります。受験時のコードに合わせてください。日本語版は1Z0-997-25-JPN)で、オンライン監督付き(Proctored Online)で受験する形式です。
初級・中級と大きく違うのは、「サービスを知っている」だけでは太刀打ちできないという点です。
Professionalでは、以下のようなテーマについて「業務要件・技術要件を満たすには、どのサービスを・どう組み合わせて・どう設計/運用するのか?」まで踏み込んで問われます。
高可用性(HA)と災害対策(DR)を考慮したマルチリージョン設計
データベースの設計・実装・運用、およびオンプレミスからの移行
監視・可観測性(Observability)や、CLI/API/SDKを使った運用自動化
そして、この試験の最大の特徴がここです。
Professionalは、単なる知識問題(選択式)だけではありません。実際にOCIのコンソールにログインし、環境を読み取って操作しながら解答する、hands-on(実技)形式の要素を含みます。
つまり、「どこを」「どのように」「操作・設定」するのかを、画面上で実際に理解・操作できないと解けないということ。用語や構成を暗記しただけでは、まず太刀打ちできません。だからこそ、後述する「とにかく触る!」が、この試験対策では決定的に効いてきます。
「知識試験」と「実技試験」の両面から、あなたが本当にOCIを設計・構築・運用できるのかを問う—。それが Professionalです。手を動かした経験が、そのまま得点に直結する試験だと考えてください。
ここで見落としてはいけないのがFormatの部分。
この試験は「実践的な課題(実技問題)」と「選択問題」の2つのセクションで構成されていて、合格するには“すべてのセクション”で合格ラインに達する必要があります。
つまり、選択問題だけ得意でも、実技問題だけ得意でもダメ。両方をバランスよく仕上げることが合格の条件になります。片方に穴があると、そこで足切りに遭ってしまうわけですね。
💡出題範囲(公式トピック)
高可用性(HA)と障害回復のための、スケーラブルで弾力性に優れたソリューションの設計
クラウドネイティブ、マイクロサービス、サーバーレス・アーキテクチャの設計
可観測性(Observability)ソリューションの実装
参考:試験 1Z0-997-25: Oracle Cloud Infrastructure 2025 Architect Professional | Oracle MyLearn(公式)
なお前提資格として、上位のArchitect Professionalに挑戦する前に、その下位にあたるOCI Architect Associateの学習を済ませておくことが強く推奨されます(年度により要件が変わる場合があるので、受験前に公式ページで最新条件をご確認ください)。
結論から言うと、単一の公式教材サイトだけでも十分に対策可能です。そして実際のOCIアカウントがあれば、理解の深さが段違いになります。
私は以下の3ステップで対策して、一発合格できました。順番に紹介します。
まずは王道、Oracle公式の学習プラットフォームOracle MyLearnの活用です。
参考:Oracle MyLearn
MyLearnには、Professional向けのラーニングパスが用意されており、膨大な動画教材+PDF資料が揃っています。これを順に進めるだけで、試験範囲の体系的な学習が可能です。
……ただ、正直に言います。量がとにかく多いです。途中で心が折れそうになります(笑)。
なので、「モチベーションを維持する仕組み」をあらかじめ用意しておくのが吉です。
私が実践しておすすめなのは、以下のような「学習を楽しく続ける工夫」です。
学習内容をブログにまとめてアウトプットする(人に説明できて初めて理解した証拠)
XやYouTubeでライブ配信しながら学習する(見られている緊張感で集中できる)
私は、Xに学習の様子を都度投稿しながら、楽しんで進めていました。
https://x.com/maijun2/status/2052651711442088046
勉強が中だるみしない仕組みを作る。これ、地味ですが上級試験の完走にはかなり効きます。
公式教材を一通り終えたら、次は実際に触って深掘りです。
すでにOCIアカウントをお持ちの方は、コンソールにログインして実際に操作するのが一番の近道です。前述のとおりProfessionalは実際にコンソールを操作するhands-on(実技)要素を含む試験なので、日頃から画面を触っておくことが、そのまま解答力に直結します。むしろ本番と同じ「コンソールで操作する」動きを、試験前に体に覚えさせておくイメージです。
ただし、目的を持って触ることが大事です。やみくもに触るより、ハンズオン資料を参照しながら「なぜこの設定なのか」を意識して操作した方が、圧倒的に定着します。
MyLearnのハンズオン資料を使うのが基本ですが、MyLearnを使っていない方は、以下で公開されているOCIチュートリアル(ハンズオン集)が非常におすすめです。
参考:OCI チュートリアル(oracle-japan.github.io)
さらに、応用編のハンズオン集も用意されています。Professional対策には特にこちらが効きます。
参考:OCI チュートリアル 応用編
なお、「実際に操作する際に利用金額がいくらかかるのか分からなくて怖い!」という方、ご安心ください。月額で$29ほどになるのですが、OCI Self Paced Labs Subscriptionというサブスクリプション契約に加入すると、OCIに関連する特定のコースの実習環境が利用できるようになります。
参考:おすすめのサブスクリプション契約:OCI Self Paced Labs Subscription
様々なトレーニングコースのハンズオンも出来るのでサブスクリプションが契約おすすめです!
Professionalのシナリオ問題を意識するなら、以下のようなテーマを実際に構成・検証しておくと理解が一段深まります。
VPNやFastConnectを使ったハイブリッド/マルチクラウド接続
Object Storageのライフサイクル/バージョニング/レプリケーション
モニタリング・アラーム(監視と可観測性)の設定
物理環境だと構築が大変なネットワークやマルチリージョン構成も、クラウドなら仮想的にサクッと試せます。ぜひ積極的にハンズオンしてみてください。
インプットとハンズオンで土台ができたら、最後は本番形式の問題に慣れて弱点をつぶすフェーズです。
前述のとおり、本試験は「選択問題」+「実技問題」の2セクションかつ両方のセクションで合格ラインを超える必要があります。しかも34問を91分で解く時間配分なので、実技課題に手間取ると意外と時間がタイトです。「知識」と「操作スピード」の両輪を、本番を意識して仕上げておきましょう。
選択問題はシナリオ形式が中心で、問題文が長く、選択肢も紛らわしいのが特徴です。知識があっても「問題の読み解き」に慣れていないと時間が足りなくなります。
そこで私は、間違えた分野をノートに整理し、苦手テーマを重点的に何度も確認しました。Monitoring/MQL、Compute、Storage、ネットワーク系(FastConnectなど)、セキュリティ設計などは、繰り返し解いて「なぜその選択肢が正解/不正解なのか」を言語化できるようにしておくと安心です。あわせて、実技で問われそうな操作は実際にコンソールで一通り再現しておくと、本番で手が止まりません。
「間違えた問題を、なぜ間違えたか説明できるようにする」——これが一番効きます。正解の暗記ではなく、不正解の選択肢が“なぜ違うのか”を公式ドキュメントで裏取りする習慣をつけると、応用の効く知識になります。
しっかり学習した後に受験してきました。結果は無事に一発合格(80%)!
https://x.com/maijun2/status/2062049810161815951
受験してみて強く感じたポイントを共有します。
Professionalクラスになると、問題文と選択肢がとにかく長いです。長いシナリオを読みながら、頭の中で構成図を思い浮かべ、要件に最も合う設計を選ぶ——この繰り返しはかなり体力を使います。
しかも試験時間は91分で34問、そこに実技課題まで含まれます。限られた時間の中で、いかに集中力とペースを保つかが地味に大きなポイントだと感じました。読解に時間を取られすぎないよう、模擬演習の段階から時間配分を体に染み込ませておくのがおすすめです。
そして何より痛感したのが、この試験は実際にOCIのコンソールを操作して解答する場面があるということ。画面を前に「どこを開いて、何を確認して、どう設定するか」を自分の手で示す必要があります。
これは裏を返せば、日頃からOCIを触っている人ほど有利ということでもあります。参考書を読むだけの学習では、この実技パートで手が止まってしまいます。
改めて強く感じたのは、「実際に手を動かして構築・運用した経験」がそのまま得点につながるということです。
MyLearnの動画を眺めるだけでは、シナリオ問題の細かい判断まではなかなか踏み込めません。一度でも自分の手で設定した経験があると、「あの画面のあの設定だな」と具体的にイメージできて、正解に近づけます。
これから受験される方は、ぜひハンズオンを軸に据えてください。理解度が一段上がりますし、合格にもぐっと近づけるはずです!
実は弊社トレノケートでは、各種OCIのトレーニングを提供しています。
「独学だと膨大な教材で心が折れそう…」という方は、体系的に学べる研修を足がかりにするのもおすすめです。
▼OCI初級編:まずは基礎から
Oracle Cloud Infrastructure Foundation Associate: Hands-on Workshop | IT研修のトレノケート
▼OCI中級編:設計・実装スキルを実践的に
Oracle Cloud Infrastructure Architect Associate: Hands-on Workshop | IT研修のトレノケート
そして今回のテーマのOracle Cloud Infrastructure Architect Professionalについてですが、2026年9月頃にオラクル社から新年度版の日本語試験が公開予定です。それに合わせて、弊社でもProfessional向けのトレーニングコースを提供する予定です。続報をお待ちください!
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