この記事では、人事や人材育成担当者がおさえるべき新卒新入社員育成のポイントを解説します。
特に、新入社員の育成や新入社員研修の際に下記のお悩みを持つ方におすすめです。
なお、参考として紹介しているリンクは“耳だけ”で聴ける音声コンテンツです。通勤中や家事の合間に、気軽にお聴きください。
※時間がない方へのおすすめ
本記事で紹介している放送の中で、まず1本だけ聴くとしたら 新入社員を「もてなし」てはいけない。 をおすすめします。新入社員育成のポイントをまとめて紹介しています。
新入社員研修の目的は企業によっても様々ですが、特に人材育成の担当者として重視していただきたいのは「“配属後にも育つ”環境を作ること」です。業務に必要な基礎知識を身につけてもらうことはもちろん必要ですが、時間制限のある研修期間の中で全てを教えきることは現実的ではありません。ですので、研修が終わった後、配属先の現場で、上司や先輩と関係を築きながら自ら学び続けられる状態を作ることが理想です。
そのため、人事・育成担当者には「研修期間中に何を教えるか」ではなく、「研修後に何が残るか」という視点での設計が求められます。
そのために意識してほしい3つの考え方はこちらです。
上司・先輩との関係構築を支援する
研修とOJTを分断しない
新入社員に主体性を持って、自発的に動いたり考えたりして欲しい、とは多くの人事の方が願っていることですが、実は新入社員研修の運営方法など環境が要因となって、主体性の芽を摘んでしまっているケースがあります。
例えば、研修の設営や片付けを、育成担当者や運営チームの方が全て行っていませんか?また、研修中に必要な役割分担など、運営側から指示をしていませんか?
新入社員研修を快適に、スムーズに進めるための「お膳立て」が充実していると、「そういうもの」と新入社員が捉えてしまい、自分で考えて動くことに繋がりません。会場の設営や備品の準備は、あえて最低限にして、新入社員が自ら動く余地を残してみましょう。どのような内容の研修でも実践できる方法です。
■「主体性を育てたいのに、逆効果になってしまう人事の関わり方」を具体例で解説
新入社員を「もてなし」てはいけない。新入社員育成のポイント、再び。
■「もてなさない」を実際に行ってみた事例
新入社員研修で3つのことを早速取り入れたら、新入社員がびっくりするほど自ら動くようになった! 【リスナーさんの現場からの報告】
社内、特に上司や先輩と良好な関係を築くことが出来るかは、新入社員にとっても、育成する立場にとっても組織への定着の観点からも非常に重要です。
人事の立場として関与できる一番のポイントは、そもそも新入社員をどこに配属するか、です。新入社員のことを考えるのであれば、配属先は欠員を補充したい部署かどうかではなく、育てることができる部署かどうか、という視点で選定した方が結果的に新入社員の成長も早く、離職を防ぐことにもつながります。
■マネージャーが育成に積極的かどうかで、新入社員の成長度合いに差が出た事例
「育て上手」なマネージャーや先輩の特徴。育て下手なマネージャーの部署に新入社員を配属させない。
また、良好な関係性を築くためには、受け入れ側の対応も重要です。新入社員の配属後の上司にあたる方には、「業務以外の話」もするように提案してみてください。
■200人の新入社員への意識調査から、関係性構築のヒントを解説
「上司との関係良好」と回答した新入社員は「仕事以外の会話もしているから」だったが、では、どんな会話をすればいいのか?
新入社員研修の終了後、配属後は各部署でOJT担当者をつけて新入社員の育成にあたる形をとっている企業も多いのではないでしょうか。
この時、完全に現場任せにしてしまうと、実際にうまくいっているのか分からず、適切なタイミングでの人事からの支援が難しくなります。またOJT担当者間の経験が共有されずに属人的な知見になるというデメリットもあります。トレーナーミーティングやOJTの成果発表会を設けるなど、担当者や関係者間で情報共有を行う仕組みを用意しておくことが、継続的な育成支援や、組織全体での新入社員育成の土壌を作ることにもつながります。
■新入社員の成長スピード向上には、「全員参加」のOJTが有効
新入社員の育て方。「OJT制度」とOJTトレーナーが新入社員育成にあたる際のポイントを解説。【OJT制度②】
■「全員参加」のOJTにするための、周囲の巻き込み方および注意点
OJTのワンオペ禁止。大勢を巻き込みながら行うものであって、OJTトレーナーがひとりで頑張らない!
OJTがうまくいくポイントは、「大勢が関わる」なんですが、注意事項もありまして。
OJTトレーナーの方には、下記の放送もおすすめです。
■ファーストコンタクトから、職場に慣れてきた頃までの、おすすめの会話内容
新入社員との初対面の会話をどう構成するか?
新入社員育成の設計からは少し離れますが、社会人にとって必須のコミュニケーションスキルについても、効果的な指導方法をご紹介します。
一般的に、新入社員は、最初の数週間は、自分の考えを整理して伝えるのが苦手な傾向にあります。ただ、これはコミュニケーション能力そのものが低いわけではなく、ビジネス上のコミュニケーションの慣れていないだけであることが多いです。そのため、指導する側は「社会人としての当たり前」がまだ当たり前でないことを前提に、間違った点、適切でない点を教え、フィードバックしていくことが必要です。
また、適切な質問や報告ができるように、どのような要素が必要か、「問いかけ」を通じて気付いてもらうことも有効です。
■「ティーチング」と「フィードバック」での繰り返しで、文章はメキメキと改善する
新入社員が不慣れなメールの書き方を職場で教える方法。
■正解をすぐに提供せずに、自力で考えるヒントを伝えることの有効性
新入社員のコミュニケーション力を育てたいのなら、話の先読みをあえてしない。
育成方針の考え方を整理したい
配属後の育成を強化したい
OJT制度を整えたい
OJTをより効果的にしたい
配属後も、新入社員研修が育ち続けるために必要な3つの考え方についてご紹介しました。これらは絶対的な正解ではありませんが、状況に応じて判断するためのヒントとしていただける考え方となっています。
また、関連する音声コンテンツについてもご紹介しました。いくつかご紹介した中で、1つだけ聴くとしたら、下記をおすすめします。
新入社員を「もてなし」てはいけない。新入社員育成のポイント、再び。
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