ITインフラとは、企業や組織のネットワークやサーバー、データセンターなど、ITシステムの基盤となる設備や技術のことを指します。現代のビジネスにおいて、ITインフラはますます重要性を増しており、円滑な業務運営や競争力の維持に欠かせない存在となっています。
ビジネス環境は急速に変化しており、企業が競争力を維持するためには最新の技術に対応できるITエンジニアが必要不可欠です。その中でもITインフラの知識とスキルは、エンジニアにとって非常に重要です。
本記事では若手エンジニアの方むけに、ITインフラの重要性について解説します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に伴い、ITインフラの役割はますます重要視されています。富士キメラ総研の調査によれば日本のDX国内市場は、2030年までに6兆5,195億円(2021年度比で2.8倍)になると予測されています(※1)。
今後もITエンジニアが優れたインフラの構築・運用スキルを持つことは、企業や個人にとって競争上の優位性をもたらす要素となると言えるでしょう。
※1 株式会社富士キメラ総研 『2023 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編/ベンダー戦略編』まとまる(2023/3/17発表 第23032号)
ITインフラのセキュリティ問題が深刻化しています。警察庁ではサイバー空間の脅威について、ランサムウェア被害の急速な拡大や、不正アクセスによる情報漏洩など、深刻な情勢が続いているとのレポートを公開しています。
例えば企業・団体等におけるランサムウェア被害は、令和2年下半期以降、右肩上がりで増加しています。 (※2)。
※2 警察庁調査資料 令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
【図表1:企業・団体等におけるランサムウェア被害の報告件数の推移】
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R04_kami_cyber_jousei.pdf
ITエンジニアには、セキュリティリスクを最小限に抑えるための適切なインフラ保護策を構築するスキルも必要です。
ITインフラの知識とスキルがもたらすメリット
ITインフラのスキルを習得すると、以下のようなメリットが得られます。
ITインフラの知識を持つことで、ネットワークエンジニア、システムエンジニア、クラウドエンジニアなど、幅広いポジションで活躍する機会が広がります。
ITインフラに関する知識とスキルを習得することで、システムのトラブルシューティングやパフォーマンスの最適化など、問題解決能力が向上します。これにより、迅速かつ効果的に業務に対処できるようになります。
クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能などの新たなテクノロジーは、企業にとって競争力を維持するための重要な要素です。ITインフラの知識とスキルが土台にあると、これらの新技術のスキル習得も楽になります。
若手ITエンジニア向けの、おすすめ研修プログラムを紹介します。
これらの研修を受講することで、ITインフラに関する幅広い知識と実践的なスキルを習得することができます。将来的なキャリアアップに向けて、是非受講をご検討ください。
Web、DNS、セキュリティ、認証などの各種サーバの役割や構成方法を学習し、WindowsおよびLinuxベースのサーバ構築演習を通して実践的なスキルを身につけます。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=NFC0294G
実機を使用して、企業ネットワークの構築や冗長構成などを徐々に高度に進めながら、実務に役立つスキルを着実に身につけることができます。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=NWC0170G
企業ネットワーク構成の設計やネットワーク機器の選定ポイント、LANやWAN・TCP/IP・セキュリティなどの基本技術やサービス、冗長化構成などについて学習します。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=NWC0234G
Ciscoネットワーク機器のインストール、運用、設定、確認方法について学び、ネットワークプログラマビリティや自動化、SDNの基礎も学習します。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=CSC0426V
攻撃手法と防御手法について学び、セキュリティ対策の重要性を理解し、デジタルトランスフォーメーションにおけるセキュリティ機能の追加方法についても学習します。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=SCC0319G
講義と演習を繰り返すことにより、実際に手を動かしながらプログラミングの基礎を習得します。機器の死活監視、ログから特定の文字列抽出、ネットワーク機器の情報を取り出すなど、インフラエンジニア向けの演習を行い、実務での利用シーンを体験できます。
https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=PRC0123G
トレノケートは、20年以上にわたるITインフラトレーニングの実績とノウハウを集約し、実機演習中心で学べる高品質なトレーニングラインナップを提供いたします。
https://www.trainocate.co.jp/reference/infra/index.html