AWS 認定インストラクターのたかやまです。
すっかり桜は散り、新入学・新社会人の皆さんを街で見かけることが多くなりました。北海道はこれからが桜の季節ですね。
さて、3月後半から4月中盤までの 気になる AWS ニュースをまとめました。
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きましたね、Amazon Q がターミナル内で動く AI エージェントになる時代が。
Amazon Q Developer は、VS Code など IDE に組み込みで動く AI アシスタントとして、コードの自動生成やセキュリティチェックなどで利用できていましたが、機能アップデートされて、プロジェクトのコードを作成してくれたり、ユニットテストを自動的に作成、実行してエラーの修正などもおこなうことができていましたが、CLI コマンとして使えるようになったので、「VueJS のプロジェクトを VITE で作って」など入力すると、コマンドを自動的に実行してコードの生成などを行い、なんなら GitHub へのプッシュなんかも自動化しちゃう。AI エージェントになりました。
そして、そんな Amazon Q Developer CLI ですが・・・。
日本語にも対応しちゃったんですよね。
Mac OS や WSL 経由の Windows ということで、Linux,UNIX ベースで利用可能になっているので体験してない方はぜひ。
Amazon Amplify は、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションの CI/CD パイプライン付きホスティング環境を提供してくれるサービスですが、ファイアーウォール機能が利用できるようになりました。
これまでは、AWS WAF を設定した CloudFront 環境を用意する必要があったため、お手軽に安全に守ることができるようになりましたね。
CodeBuild で継続的インテグレーション (CI) を組んだことがありますか?CodePipeline に組み込んで CI/CD パイプライン化することが多いと思います。
CI では、アプリケーションのビルドとテストが行われることが多いので、場合によってはかなり時間がかかる処理になります。とくにテスト。
今回のアップデートでは、テストを並列実行することができるようになったようです。これで長大な鬼テストでも安心ですね。
Amazon API Gateway も IPv6 対応が行われ、IPv4とのデュアルスタックが実現できるようになったようです。AWS のサービスの IPv6 対応がコツコツと広がっていますね。
昨年の re:Invent で発表された Amazon Bedrock のプロンプトキャッシングが GA になったようです。適切にキャッシュしてくれればコスト面やパフォーマンス面での最適化に期待できますね。
Amazon Nova Reel がバージョンアップして、かねてより計画されていた2分間の動画の自動生成に対応したようです。Amazon Nova や Reel を利用してどんなことができるかは、AWS re:Invent 2024 のレポートをご一読ください。
Amazon Nova の進化が止まらないです。
AWS re:Invent 2024 では今後追加する予定となっていた Speech-to-Speech をサポートしたモデルが用意されました。その名もズバリ、Amazon Nova Sonic。
名前の付け方も Nova シリーズはちょっとかっこいい。
AWS といえば、使っていると値段が下がることがある。クラウドサービスとして有名ですが、Amazon S3 Express One Zone の料金が下がりました。
下がったとはいえ、標準と比較すると高いですけど。
今年も、AWS re:Inforce の開催と Japan Tour の準備ができたようです。
AWS re:Inforce は、AWS re:Invent と比較すると小さいイベント(それでも国内のイベントと比較になりませんが)ですが、セキュリティに特化した発表やセッションが用意されているため、AWS をよりセキュアに使いたい(使わないといけない)方には刺さるイベントですね。
弊社では、AWS のセキュリティの基礎を学べる1日のコース「AWS Security Essentials」と、より Deep に学ぶことができる「Security Engineering on AWS」という3日間のコースも開催しています。ご興味のある方はぜひ。
AWS re:Inforce が終了したあとの日程では、AWS re:Inforce で発表されたネタなども聞けるかもしれませんよ?
Amzon Open Search Service を知っていますか?
もともとは、Elastic Search Service と呼ばれていたものですが、全文検索エンジンのマネージドサービスです。
全文検索というと、ウェブサイトなどでの検索として使われることもありますが、最近はベクトル検索などもサポートされていて、AI/ML やデータ分析界隈でもよく利用されているサービスですね。
また、大量のログデータからセキュリティインサイトを導き出すような SIEM (Security Information and Event Management) の要としても利用されています。
そんな、Open Search Service のワークショップがあるようです。
最初に記事のタイトルを見たときは、ドキっとしました。アベイラビリティゾーンの詳細な地理情報を公開するってんですから。
中を見てみたら、ちゃんとどこの国の地域にありますよ。という程度なので安心しました。
セキュリティの懸念があるのでデータセンターの所在地は公開していない。が原則ですからね。
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