本ブログではMicrosoft Igniteへの参加レポートを執筆します。次年度や今後参加される方の参考になりますと幸いです!
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 09:00 | Build and Deploy AI agents with MCP and Azure Functions |
| 11:15 | Japan Wrap-up Session |
11月21日はMicrosoft Igniteの最終日でした。Breakoutセッションとラボセッションのそれぞれ2つずつに参加しました。
技術的な内容は後日まとめて紹介します。
また、Microsoft Agent FrameworkはAIエージェントを本番環境で安全・効率的に動かすためのフレームワークで、Durable Task Schedulerを基盤にした「Durable Agent」機能を提供します。Durable Task Scheduler(DTS)は、Azure Functions の Durable Functions における新しいストレージプロバイダーで、オーケストレーションやアクティビティの状態管理を担います。
これらを使用することによって外部API呼び出しや人間承認(Human-in-the-loop)を含む複雑なワークフローを安全に継続し会話履歴やエージェントのコンテキストを自動保持することが可能となります。
LLM連携やマルチエージェント構成では大量の非同期タスクが発生するため欠かせない技術でした。
Microsoft Ignite でのハイライトをMicrosoft Japanの方々が日本語で説明をしてくださるセッションでした。
セッション内では現地参加された日本人参加者の数も発表され、約600人の日本人の方々がサンフランシスコまでIgniteに来られたとのことでした。
Keynoteなど英語では理解しきれていなかった部分のアップデートができました。
また、来年度もサンフランシスコでの開催が発表され、1200人の日本人参加者を目標とされるとのことでした。
Japan Wrap-up Sessionの内容はこちらからアーカイブの視聴が確認が可能です。
筆者は今年初めてIgniteに参加をしました。個人的に感じたこととして、生成AIの技術がいよいよ習熟してきたと感じました。2023年ごろはモデルや生成AIそのものに注目があつまりました。2024 年になって生成AIのカスタマイズやエージェントがトレンドとなりました。
今回のIgniteではエージェントの管理やセキュリティ、これらの生成AIサービスやツールを活用し成功に導くための組織についてのあり方や事例が多く紹介された印象です。
Microsoftが掲げるフロンティア組織はまさにその1例だと感じました。クラウドが登場したことによって開発方法がウォータフォールからアジャイルに移り変わったのと同じく、生成AIをより活用するためにも、組織やチームの働き方、プロセスの柔軟性が求められると感じました。
印象的な発表
生成AIは単に“生成AI=テキストや画像を作るだけ”ではなく、“日々のビジネス文書や定型業務”までAIの実用領域が広がっていることを感じました。またエージェントに関してはを誰もが使える、作れるようにアップデートがされ、AI エージェントの民主化を感じました。
12月22日に、Microsoft Ignite や AWS re:Invent などの各カンファレンスを振り返る re:Cap イベントを開催します。複数カンファレンスの振り返りができるイベントは弊社のみです!
ぜひご都合の合う方はオフラインで参加ください!以下より申し込みが可能です。遠方の方はオンラインでの参加も可能です。
参加はこちら
今回は会場の1つのMoscone Westのロビー1Fに、Microsoftのロゴとともにレゴの大きなパネルが設置されていました。
トレノケートも、隙間を見つけて弊社ロゴを作成してみましたが、さてどこにあるでしょう?
答え:Mirosoft ロゴ右下(黄色エリア)の右側あたりです!
来年もサンフランシスコ開催との発表もありました。
同じ企画があったら、またチャレンジしたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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