IT・ビジネススキル・人材育成の情報を掲載 | 人材育成のトレノケート【公式ブログ】

トレノケ雲の会 mod.6「雲の下から(meet the author)」開催レポート

トレノケート株式会社の技術教育エンジニアが研究検証結果や知見を発表したり、外部からゲストスピーカーをお招きして勉強する勉強会、「トレノケ雲の会」。
2019年11月18日に第6回を開催しました。今回のテーマは「雲の下から(meet the author)」です。

 

目次[非表示]

  1. 1.著者は雲の下にいる
  2. 2.当日の内容
  3. 3.「ひと目でわかるAzure基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築」トレノケート株式会社 横山哲也
  4. 4.「ひとり情シスのためのWindows Server 逆引きデザインパターン」株式会社ソフィアネットワーク 国井傑
  5. 5.「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」トレノケート株式会社 山下光洋
  6. 6.「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」トレノケート株式会社 海老原寛之
  7. 7.ぶっちゃけトーク
  8. 8.書籍の役割
  9. 9.合わせて読みたい
  10. 10.トレノケートのクラウド人材育成トレーニングはこちら

 

著者は雲の下にいる

海外のイベントにいくと「meet the author」というコーナーが設けられていることがあります。「著者に会おう」くらいの感じでしょうか。今回は、トレノケートの書籍執筆者を集めてみました。
「本を書く」というと、「偉い人」「雲の上の人」というイメージがありますが、別にそういうことはありません。著者は「雲の下」にいます。


当日の内容

当日のセッションは以下の通りです。

  1. 「ひと目でわかるAzure基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築」
    トレノケート株式会社 横山哲也

  2. 「ひとり情シスのためのWindows Server 逆引きデザインパターン」
    株式会社ソフィアネットワーク 国井傑

  3. 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」
    トレノケート株式会社 山下光洋

  4. 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」
    トレノケート株式会社 海老原 寛之

  5. ぶっちゃけトーク


登壇者のプロフィールは、イベントサイトConnpassの「トレノケ雲の会 mod.6「雲の下から」(meet the author)」をご覧ください。

 

 

「ひと目でわかるAzure基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築」トレノケート株式会社 横山哲也

「ひと目でわかるAzure」は、意外に少ないAzureの操作手順を解説した書籍です。2年に1回の全面改訂を経て、今年は第3版が出版されました。

セッションでは、書籍の基本的なコンセプトや、執筆によって得た「気付き」の他、版ごとに記載された「まえがき」の日付の秘密などが語られました。

最初は編集者にも内緒だったくらいなので、ちょっとここには書けませんが、ヒントは発表資料に書いてあるのでよろしければご覧ください。

 

 

 

「ひとり情シスのためのWindows Server 逆引きデザインパターン」株式会社ソフィアネットワーク 国井傑

IT担当者が企業に1人しかいない、いわゆる「ひとり情シス」を意識した書籍です。

出版に至るまでの苦労が多々あったようで、ここには書けないことが切々と語られました。
2017年に出版されたのですが、既に版元では品切れ、重版予定はないそうです。
流通在庫でしか入手できませんので、購入したい方はお早めにどうぞ。

 

 

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」トレノケート株式会社 山下光洋

人気のAWS(Amazon Web Services)の資格試験対応書籍です。資格の対象者がエンジニアだけではなく営業担当者や管理職まで幅広いこともあって、かなり売れているそうです。


以前、お客様から「あなたの知識は独学ですか」と聞かれたことがあるそうです。「独学の知識は、思い違いや不正確なものがあるかもしれないので、『正しい』知識かどうか分からない」という意味だったとか。ベンダーの資格を取得していれば、胸を張って「これが公式に認められたやり方です」と言えます。

最後に、現在執筆中の書籍の仮タイトルが発表されました。未発表書籍の公開は、書店が嫌がるらしいのでここには書きませんが、発表資料には明記してあるので、興味のある方はどうぞ。

 

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー」トレノケート株式会社 海老原寛之

続けて、同書籍の共著者が登場。もともと出版社からトレノケートに「こんな本を書く人いませんか?」という問い合わせがきっかけです。こういう場合、トレノケートでは広く社員に告知して希望者をつのり、出版社に紹介します。その後は個人と出版社とのやりとりになり、ビジネス上の問題やコンプライアンス上の問題がない限り、会社は基本的に関知しません。

このセッションでは、締め切りに間に合わなかった時の対応や、苦労話が語られました。どんな苦労があったのか、いろいろ問題があるのでここには書けません。

 

ぶっちゃけトーク

当初、ライトニングトーク(5分程度の短時間枠)で「おすすめ書籍」を発表してもらおうと思ったのですが、希望者がいなかったので、著者たちによる「ぶっちゃけトーク」となりました。会場には、書籍執筆経験者もお見えになっていたので、印税率の話や、編集者の対応の良し悪しなど、ここには書けないことがたくさん出てきました。

 

書籍の役割

今やたいていの情報はWebで公開されていますが、書籍には書籍の魅力があります。
特に、体系立てた知識をまとめて入手できるのは書籍の良いところです。また、編集者による内容チェックも非常に重要です。

書籍には、公式Webサイトやブログにはない魅力があります。機会があればこれからも執筆をしていきたいと思いますし、執筆したい人を応援したいと思います。

一方で、書籍に記載された情報は長く残るため、内容には責任が伴います。それに対して、勉強会では不確実な情報や推測を(不確かな情報だと断ってから)紹介することもしばしばあります。発表者の主観に基づく情報もしばしばあります。このレポートを見てもお分かりいただける通り、そうした情報は広く公開するにはふさわしくないため、発表資料からはカットされます。

書籍でしっかり勉強するとともに、勉強会に来て先駆者の意見を聞いてみてください。