こんにちわ。AWS 認定インストラクターのたかやまです。
「AWSの認定試験を受ける前に模擬試験を受けてみたい」
「普段触ったことのないAWSのサービスをハンズオン環境で試してみたい」
AWSを利用されているエンジニアの中にはこのような悩みを持っている方もいるでしょう。
本記事では、AWS が提供しているオンライン学習プラットフォームサービス AWS Skill Builder(AWSスキルビルダー)を活用したAWSスキルアップの方法をご紹介します。
ぜひ自分のペースで学習できるコンテンツを活用して、更なるスキルアップを目指しましょう。
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AWS Skill Builderは、AWSが公式にご提供するAWS をオンラインで学ぶためのプラットフォームです。
AWS Skill Builderを活用すると、自分に合った方法でクラウドスキルを学べます。
有料コンテンツだけではなく、600を超える無料コンテンツが提供されており、AWS 認定試験に向けたトレーニングや、公式問題集を受けることができます。
詳しくはこちら AWS Skill Builder(AWSスキルビルダー)でもご紹介しています。よろしければご覧ください。
AWS Skill Builder が提供する学習用コンテンツは幅広く、代表的なコンテンツとしては以下のようなものがあります。
また、いま話題の生成 AI などについても学ぶことができる学習コンテンツも用意されています。
AWS Skill Builder には、自身や組織のニーズに合わせて有償無償合わせて4つのサブスクリプションが用意されています。個人でも組織でも簡単に始めることができます。
ここでは、個人が AWS Skill Builder の利用を開始するために必要なことについてご説明します。
AWS Skill Builder を利用するには、AWS Builder ID の作成、または、AWS Partner Network のアカウントが必要です。
どちらも持っていない方は、次に進んで AWS Builder ID の作成を行いましょう。
AWS Builder ID は、AWS Skill Builder や Amazon Q Developer など、最近 AWS で提供されているツールやサービスなどにサインインできる認証基盤サービスです。
AWS アカウントが必要なく、無料で ID を作成できる点がポイントです。
AWS Builder ID の作成は、AWS Builder ID でサインインできるサイトやサービスであれば、どこからでも作成することができます。
ここでは、AWS Skill Builder の無料アカウントの作成についてご紹介します。
(※2024年11月29日時点)
AWS公式の AWS Skill Builder のサイトへアクセスし、右上の「無料アカウントの作成」をクリックします。
最初は英語で表示されているので、日本語にするには画面右上の「English」と書かれたところをクリックして「日本語」を選択します。
AWS ビルダー ID の枠の中にある「作成するまたはサインインする」をクリックします。
AWS Builder ID に登録するメールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。 すでに、AWS Builder ID をお持ちの方も、登録済みメールアドレスを入力して進めます。
ご自身のお名前を入力します。日本語でも英語でもどちらでも構いません。すでに、AWS Builder ID をお持ちの方は、ここでパスワードを入力する画面に移動するので、そのままパスワード認証してください。
登録したメールアドレス宛に6桁の数字が記載されたメールが届くので、認証コードの欄に入力して「認証」をクリックします。 もし、メールが届かないや有効期限が切れてしまった場合は、再送をクリックします。
確認コードが認証されると、パスワードの設定画面に移動します。画面に従って好きなパスワードを設定します。 場合によって、画像に表示されている文字を入力します。 すべての入力が完了したら「AWS Builder ID を作成」をクリックします。
利用規約への同意についての画面に移動するので、問題がなければ「条件に同意する」をクリックします。
おめでとうございます。AWS Builder ID の作成はこれで終了です。 AWS Skill Builder に自動的にサインインされます。
AWS Skill Builder の無料アカウントが作成されると、「Update Your Personal Info」という画面が表示されます。これは、AWS Skill Builder 上のユーザープロフィールになります。
First Name、Last Name、Country/Region など必要な項目を入力してから「CONTINUE」をクリックします。
個人情報の更新が終わるとAWS Skill Builder のダッシュボード画面が表示されます。
AWS Skill Builder は、無料でも認定試験用の練習問題やサービスカットによるデジタルトレーニングなど多くのことが学べますが、有償サブスクリプションでは無制限のハンズオンラボや本試験と同等の模擬試験を利用できるようになります。
下図は、各サブスクリプションによるコンテンツの違いです。
参考:AWS Skill Builder サブスクリプション
この中で、個人で利用できるものとしては、月間サブスクリプションと年間サブスクリプションの2種類があります。
有償サブスクリプションへの申込みは、AWS Skill Builder サイト内から行います。また、AWS アカウントへ請求が行われるので その際は、AWS アカウントが必要になります。
請求は、月間にした場合は毎月1日に請求が発生します。
サイト上部の「Subscriptions」メニュをクリック
月間か年間のサブスクリプションを決めて、「今すぐ申し込む」をクリックします。
どちらのプランを選択しても、AWS Skill Builder の支払いは、紐づけられた AWS アカウントに請求されます。 「AWS アカウントで続行」をクリックします。
モーダルが表示されます。 AWS アカウントをお持ちではない方は、ここで AWS アカウントを登録しましょう。 すでに AWS アカウントをお持ちの方は、「サインイン」をクリックします。
AWS マネジメントコンソールへのサインイン画面が表示されます。サインインします。 サインインには、ルートユーザーの認証情報が必要です。
AWS の認証が完了すると、申込確認画面が表示されます。「申し込む」をクリックすると、有償サブスクリプションへのお申し込みは完了です。
最後に、個人的におすすめの AWS Skill Builder のコンテンツをご紹介します。
CloudQuest とは、3D 空間で繰り広げられる AWS の知識を使ってクリアしていくゲームタイプのコンテンツです。RPG(ロールプレイングゲーム)のように、色々と歩き回って各地で出題される課題をクリアしていきます。
その中でも、このコースは AWS Cloud Practitioner の再認定ができるものになってます。この Cloud Quest をクリアすることで、Cloud Practitioner 認定資格の知識を持っていることが証明できるということで、試験センターや自宅で AWS 認定試験をクリアしなくても、同様の資格を得ることができます。もちろん、3年間有効です。
Exam Prep Enhanced Course は、いわゆる試験対策に特化したコンテンツです。試験で問われる分野の解説や、確認テストが含まれています。
我々が提供しているトレーニングは、試験に対応したものではありますが、試験対策というものではないので、実際に認定試験を受ける際にはこちらをおすすめします。
有償サブスクリプションが必要です。
同じく有償コンテンツにはなりますが、触ったことがないサービスを実際に触って使うことができるセルフペースラボは最高です。
日本語対応のラボはまだまだ少ないですが、それでも141のラボがありました(2024年11月28日現在)
Sage Maker などは、自分のアカウントで試すと稀に高額な請求が発生してしまうことがあるので(多くのケースでは環境の削除し忘れ)、アカウントも払い出してくれるセルフペースラボがありがたいですね。
AWS Skill Builderには、チームサブスクリプションのコンテンツも用意されています。チームサブスクリプションは、企業や組織単位で一括してサブスクリプションを導入できます。
AWS Skill Builder チームサブスクリプションを利用すると、管理者が特定のトレーニングコースを学習者に割り当てたり、チーム全体のコースの進捗状況をレポートで確認できたり、部門単位での管理が可能です。シングルサインオンに対応しているため、チームのパスワード管理を簡素することもできます。
1名分のサブスクリプションを1シートという単位で取り扱っているため、最低でも5シート(5名)以上からのお申し込みとなります。この機会にぜひ組織でも AWS Skill Builder のご利用をご検討ください。
参考:AWS Skill Builder チームサブスクリプション
AWS Skill Builder チームサブスクリプションへのお申し込みは、弊社からのご購入も可能です。
下記ページからお問い合わせください。
本記事では、AWS が提供しているオンライン学習プラットフォームサービス AWS Skill Builder(AWSスキルビルダー)を活用したAWSスキルアップの方法をご紹介しました。
AWSではたくさんのサービスの提供がされていますが、いきなりの本番環境でそれらを試すのには少し勇気がいるかもしれません。
「AWSの認定試験を受ける前に模擬試験を受けてみたい」
「普段触ったことのないAWSのサービスをハンズオン環境で試してみたい」
など、効率的にAWSのスキルアップをしたいエンジニアの皆さんは是非、AWS Skill Builder(AWSスキルビルダー)を活用していきましょう。
AWS Skill Builder を試してみたけど、もう少し解説がほしいな。という方は、ぜひ、弊社の AWS 認定インストラクターが実施するトレーニングへご参加ください。
インストラクターが色々な質問へ実務に役立つ情報を含めてご回答いたします。