Googleが提供するクラウドプラットフォームGoogle Cloud Platform(TM)(以下GCP)。前回の記事から3回にわたり、GCPの認定資格(Google Cloud認定資格)の資格体系や試験のポイントについて説明していきます。
第2回目の本回では認定資格の中でもベーシックで人気のあるAssociate Cloud Engineer試験の学習方法についてご紹介します。
※当記事に書かれている情報は2020年10月時点のものです。
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▼第1回、第2回、第3回の記事はこちら
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資格試験の試験範囲はGoogle Cloud 認定資格の公式サイトにある認定試験ガイドから確認します。
Google Cloud公式サイト「Associate Cloud Engineer」
まだGCPについて知識や経験がほとんどない場合は、もちろん試験範囲全体を確認して学習する必要がありますが、すでにある程度GCPについて知識や経験がある場合は、まず試験範囲を確認し、指定されている作業やタスクを自分が実行できる、もしくは実行方法を知っているかどうかを確認します。そのうえで、対応が難しそうな内容について以下の学習方法の中からいずれかの方法で、その穴を埋めていくと網羅的に範囲を押さえることができます。
例えば、「負荷分散オプションの違いを見分ける」というタスクに対して負荷分散の種類を把握していないと感じるのであれば、「ドキュメントで確認をして、チュートリアルを見ながら実際に作成してみる」などを行うと良いでしょう。
インフラストラクチャーに関するものが中心ですが、データ分析基盤のサービスやKubernetes関連のサービスについても試験範囲です。こちらも忘れずにチェックしておくと良いでしょう。
「独力では学習が難しいと感じる」「できるだけ効率よく学習したい」ということであれば、まずGoogle Cloud認定トレーニングを受講し、全体像をしっかりつかんでから試験対策をするのが効率的です。完全に日本語のコンテンツで、Google Cloudの認定トレーナーに直接疑問を質問することもできます。
この方法が最もおすすめ、かつ是非トレノケートへ研修を受けに来てください(宣伝です(笑))。
特に以下のコースは試験範囲に大きく関係しています。GCPはまったく初めてという方や基礎からしっかり学びたいという方は以下2コースを順に受講されることをおすすめします。
Google Cloud Platform Fundamentals: Core Infrastructure
Architecting with Google Compute Engine
また、上記2コースにはあまり含まれていないKubernetesについての内容も試験では問われます。そちらもトレーニングを受講したい場合には、以下のKubernetesについての1日コースもおすすめです。
Getting Started with Google Kubernetes Engine
CouseraはGCPだけでなく、世界中の様々な講義をオンライン上で受講することができるトレーニングサービスです。録画された講義の内容を自分のペースで受講することができます。
GCPのコンテンツも充実しており、音声は英語ですが、字幕を日本語にできる日本語版が用意されているコンテンツもあり、Qwiklabsを使った演習環境なども用意されています。価格も一つ5000円程度です。現在のところ日本語版であっても表示されるスライドは英語の場合があります。
Cousera
Qwiklabsは、自分のペースで進めることができるハンズオントレーニングサービスです。Qwiklabsでは演習を行うための「ラボ」という環境を使用することができ、用意されている手順にしたがって演習を進めて操作を確認しながら理解を深めることができます。
ラボ毎にユーザに一時的なアカウントが発行され、自分のGoogleアカウントを使わなくても実際のGCPの環境で操作をすることができます。ラボごとに料金が設定されており、無料や1$で利用可能なものもあります。手を動かしながら学びたい人や個人でアカウントを作成したくない場合におすすめです。
他の学習方法と組み合わせて、弱点をピンポイントに学習するのにも効果的です。Google Cloud 認定資格の公式ページに関係性の深いおすすめラボの記載があるので、それを順番に実施してみるのも良いでしょう。
Googleから提供されるGCPの公式ドキュメントです。各サービスの特徴、使い方など詳しく知ることができるので、何か分からないことや疑問に思ったことはドキュメントを見て確認しましょう。
チュートリアルも載っているので、手順を見ながらGCPの環境で試してみることもできます。ドキュメントは分量も多く、隅々まで通読するのは非常に大変です。手を動かしてみるなど、他の学習方法と組み合わせて使うと良いでしょう。最新の情報もドキュメントから確認します。
より実践的に理解を深めるには、やはりGCPを実際に試してもらうのが一番です。
現状ではGCPを初めて使う方に向けて無料トライアル期間が設けられており、最初の90日間の間なんと$300ものクレジットが付きます。
身元確認のため、請求先アカウントを設定する際にクレジットカード情報を登録する必要がありますが、現状では有料アカウントにアップグレードすることで明示的に課金を有効にしない限り、課金されることはありません。有料アカウントへのアップグレードは、トライアル中いつでも可能です。
※万一課金が発生した場合に責任は負いかねますので、無料トライアルや課金については、公式ページからご自分でよく確認されてから登録してください。
また、仮想マシン、ストレージなど多くのサービスでAlways Freeという無料枠が設定されており、Always Freeの範囲内は無料トライアルの終了後も無料で使うことができます。
詳しくは公式ドキュメントで条件など確認してください。
Google Cloud公式サイト「Google Cloud Platform の無料枠」
このようにGoogle Cloud試験対策には多くの選択肢があるので、お好きな方法で自分のペースで学習することができます。
人により好みがあると思いますが、最も効率よく対策をできると考えられるのは、以下のような流れです。トレーニングの受講も是非検討してみてください。
今回はAssociate Cloud Engineer試験のいろいろな学習方法をご紹介しました。次回はさらにAssociate Cloud Engineer試験の学習ポイントについてご紹介します。是非最後までご覧ください!
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Google Cloud Platform認定トレーニングは、GCPの技術を最大限に活用するための最新の知識とベストプラクティスを習得するためのプログラムです。 厳しい審査を通過した、Googleの技術とソリューションに精通した講師がトレーニングを提供しています。