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Fortinet認定資格(NSE)全体像と取得方法を解説【2026年版】

Fortinetは、次世代ファイアウォールであるFortiGateを中核に、無線LAN(FortiAP)、スイッチ(FortiSwitch)、メールセキュリティ(FortiMail Cloud)、ログ管理(FortiAnalyzer)、デバイス管理(FortiManager)、NAC(FortiNAC)など、ITからOTのセキュリティ対策まで、多岐にわたり提供しています。近年はゼロトラストセキュリティやSASEへの注目度の高まりとともに、Fortinet製品を導入・運用できるエンジニアへの需要も高まっています。

そのスキルを客観的に証明できるのが、Fortinet認定資格(NSE:Network Security Expert)です。

Fortinetの認定制度は2026年7月に大きく更新され、NSE 1からNSE 8までの8段階の認定体系へ再編されました。
本記事では、Fortinet認定資格の取得を目指す方へ、資格の全体像やおすすめの取得順序、最初に目指したい実務レベルの資格であるNSE 4(FortiOS Administrator)、そして試験対策に有効な認定トレーニングについて解説します。

目次

Fortinetの認定資格 NSE認定プログラムとは

Fortinetの認定資格であるNSE認定プログラムは、Fortinet製品の設計・構築・運用に関する知識やスキルを認定する資格制度です。

2026年7月15日に行われたアップデート以降は、以下の8段階で構成されています。

レベル

概要

NSE 1

サイバーセキュリティのエントリーレベルの職務に求められる知識とスキルを習得済であることを証明します。

NSE 2

次世代ファイアウォール(NGFW)の主要な機能を理解し説明できる知識とスキルを習得していることを証明します。

NSE 3

FortiGateの運用を、高度なレベルで可能であることを証明します。

NSE 4

FortiGateの設定・運用・管理を通じて、ネットワークやアプリケーションを保護する能力を証明します。FortiOS Administrator試験に合格することで取得できます。

NSE 5

Secure Networking、SASEなどの特定分野でセキュアな開発や運用ができることを証明します。

NSE 6

各特定分野に関して、より専門的な知識・スキルを認定するレベルです。

NSE 7

各特定分野で、Fortinetのソリューションを用いて運営やトラブルシューティングまで含めた管理・運用ができるスキルや知識を認定します。

NSE 8

Fortinet認定資格の最高峰レベルです。受験者には、Fortinet製品の豊富な経験を有することが推奨されます。

参考:How to get Certified for Cybersecurity | Fortinet

 

レベルが上がるにつれて、製品知識、構築スキル、運用スキル、設計スキル、アーキテクチャ設計能力などが求められるようになります。

ほか、 Industry Certificationとして、MSSP Securityと OT Securityがあります。

 

なお、FCF(Fortinet Certified Fundamentals Cybersecurity)、FCA(Fortinet Certified Associate)、FCP(Fortinet Certified Professional)、FCSS(Fortinet Certified Solution Specialist)、FCX(Fortinet Certified Expert)は終了しました。

旧資格保有者が新しい資格へどのように移行するかは、「Fortinet 認定トレーニングのよくある質問(FAQ)」をご覧ください

 

Fortinet認定資格を取得するメリット

実務で活かせるスキルが身につく

Fortinet認定資格は、単なる用語の暗記だけではなく、実際の運用現場で利用される機能や設定の理解が求められます。

  • ファイアウォールポリシーとNAT
  • VPN
  • SD-WAN
  • ログ分析
  • アンチウイルス、Webフィルタリング、IPS/アプリケーション制御

こうした内容を体系的に学ぶことで、FortiGateの運用やトラブルシューティングに役立つ実践的な知識を習得できます。

 

スキルを客観的に証明できる

社内での役割変更、担当領域の拡大、キャリア形成などさまざまな場面で、自身のFortinet製品に関する知識やスキルを客観的に示す指標として活用できます。

 

パートナー企業での需要が高い

Fortinet製品を商材やサービスとして扱うパートナー企業や、FortiGateを導入している企業では、認定資格の取得が重視される場合があります。

 

おすすめの取得順序

Fortinet製品の扱いについて経験豊富な方以外は、いきなり上位資格を目指すのではなく、基礎から実務レベルへ段階的に進むことをおすすめします。

STEP1 基礎知識を身につける

初学者の場合は、まずNSE1〜NSE3レベルの学習を通じて、サイバーセキュリティ、次世代ファイアウォール、FortiGateの基礎を理解します。これらはFortinetが提供する無料のコンテンツで学習可能です。

NSE 1: Cybersecurity and Cloud Fundamentals

NSE 2: Introduction to Next Generation Firewall

NSE 3: FortiGate Operator

 

STEP2 NSE4(FortiOS Administrator)を取得する

実務担当者が最初に目指すべき資格がNSE 4(FortiOS Administrator)です。企業でFortiGateを利用している場合、運用担当者、構築担当者、セキュリティ担当者のいずれにとっても、NSE4レベルの知識は実務に直結します。

NSE 4: FortiOS Administrator

 

STEP3 専門分野へ進む

その後は必要に応じて、Secure Networking、SASE、Cloud Security、Security Operationsなど、自身の担当領域に応じて上位資格へ進みます。

 

FortiOS Administratorとは

FortiOS Administratorは、FortiGateの設定・運用・管理スキルを評価する資格試験です。取得条件はNSE 4の取得は試験(FortiOS Administrator)の合格のみで、前提資格はありません。

NSE 4は上位資格の取得を目指す場合は必ず必要となる資格であることもあり、Fortinet認定資格の中でも重要な試験です。

 

試験で問われる知識

試験では、FortiGateの運用に必要な以下のような内容が問われます。

  • システム設定
  • ネットワーク設定
  • ログ管理・監視
  • ファイアウォールポリシー
  • ルーティング / NAT
  • ユーザー認証(LDAP / RADIUS / Active Directory Domain Service)
  • SSLインスペクション
  • セキュリティプロファイル(アンチウイルス、Webフィルタリング、IPS/アプリケーション制御)
  • IPSec VPN
  • SD-WAN
  • 高可用性(HA)
  • 運用中のトラブルシューティング
  • FortiGate VM / FortiGate CNF
  • FortiSASE

 

単に機能名を覚えるだけでなく、設定内容や運用シナリオを理解していることが重要です。実務に近い観点で、どのような設定を行うべきか、どのように問題を切り分けるべきかを考えられる力が求められます。

 

合格のために重要なポイント

FortiOS Administrator試験では、「どの画面で設定するか」だけでなく、「なぜその設定が必要か」を理解していることが重要です。特に以下の領域は重点的に学習しておくとよいでしょう。

  • FWポリシー設計
  • NAT
  • VPN
  • UTM各種機能
  • SD-WANとルーティング
  • ログ分析
  • HA構成

可能であれば、実機やラボ環境で操作しながら学習すると理解が深まります。

 

対象者

FortiOS Administratorは、以下のような方におすすめです。

  • FortiGateの導入担当者
  • FortiGateの運用担当者
  • ネットワークエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • Fortinetパートナー技術者

 

FortiOS Administrator試験対策におすすめの認定トレーニング

独学でも学習は可能ですが、短期間で効率よく合格を目指す場合は、Fortinet公式の認定トレーニングが、体系的に最新の情報を学べるため有効です。

FortiOS 7.6 Administrator

トレノケートが提供する「FortiOS 7.6 Administrator」は、Fortinet認定トレーニングとして、FortiGateの基本的な管理・運用を体系的に学べるコースです。

このコースでは、FortiGateの基本設定やファイアウォールポリシー、VPN、SD-WAN、ログ分析、高可用性(HA)など、FortiOS Administrator試験で重要となる領域を総合的に学習できます。

こんな方におすすめ

  • FortiOS Administrator試験に合格したい
  • FortiGate運用を担当することになった
  • Fortinet製品を体系的に学びたい
  • 実践的な知識を身につけたい

コース詳細・日程はこちら
試験バウチャなし:https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=FNC0008V
試験バウチャ付き:https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=FNC0009V

トレノケートのFortinet認定トレーニングについて、詳しくはこちら
https://www.trainocate.co.jp/reference/fortinet/index.html

よくある質問

Fortinet認定資格はどの資格から取得すればよいですか?

現時点の知識・経験により異なります。初学者の場合は、まずNSE 1〜NSE 3レベルで基礎を学び、そのうえで実務レベルのNSE4(FortiOS Administrator)を目標にすることをおすすめします。

FortiGate未経験でも受験できますか?

受験自体は可能ですが、基礎的なネットワーク知識やファイアウォールの概念を理解していると学習を進めやすくなります。

独学で合格できますか?

独学での学習も可能です。とはいえ、FortiOS Administratorでは設定や運用に関する理解が重要となります。もしその実践が普段の環境では難しいようであれば、ハンズオン形式の学習やトレーニングを活用することが、実務に近い形で知識を定着させやすくなるためおすすめです。

まとめ

Fortinet認定資格は、Fortinet製品の知識とスキルを証明できる認定制度です。これから学習を始める方は、次のステップで進めるとよいでしょう。

特にFortiOS Administratorは、FortiGate運用担当者にとって重要な資格です。試験対策と実務スキル向上を効率よく進めたい方は、FortiOS 7.6 Administratorの受講をぜひご検討ください。

 

参考情報

試験や資格に関連するFortinetの公式情報です。最新情報はこちらもご覧ください。