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データサイエンティスト検定™ リテラシーレベルとは? おすすめの試験対策

データサイエンティストの需要が高まる中で、データサイエンスに関わる資格への関心も高まってきています。
データサイエンティスト検定™リテラシーレベル(以下、DS検定)の試験について紹介し、実際にDS検定に合格した私が実践した試験対策についてご紹介します!

※情報は2022年8月時点のものです。

目次[非表示]

  1. 1.DS検定とは?
  2. 2.DS検定の受験申し込み
  3. 3.DS検定におすすめの試験対策
    1. 3.1.DS検定を合格するために押さえておきたい重要なこと
    2. 3.2.DS検定対策、何からはじめる?
    3. 3.3.他の試験との関連
  4. 4.おすすめトレーニング

 

DS検定とは?

DS検定は一般社団法人データサイエンティスト協会が主催する検定です。

  • 受験資格:なし
  • 試験時間:90分
  • 問題数:90問程度
  • 回答形式:多肢選択式
  • 合格基準:非公開
  • 受験日:年2回開催(春・秋予定)

※参考:
データサイエンティスト協会公式Webサイト データサイエンティスト検定 リテラシーレベル

全てのビジネスパーソンが共通して身に付けるべきデジタルリテラシーDi-Liteの中で、特に数理・データサイエンス領域を担っているのがDS検定です。Di-Liteを提唱しているデジタルリテラシー協議会は経済産業省をオブザーバーとしていることもあり、今後はさらに需要が高まることが予想されます。

※引用:デジタルリテラシー協議会


現在はリテラシーレベルの試験しか公開されていませんが、リテラシーレベルの試験に合格することで数理・データサイエンス・AI教育のリテラシーレベルの実力を有していることを示すことができます。

また、DS検定の大きな特徴として、3つのスキルセットに分けて知識の定着を確認することができます。

・ビジネス力
・データサイエンス力
・データエンジニアリング力

幅広い範囲から知識が問われる反面、複雑な計算や思考は必要としない問題が多いため、データサイエンティストをこれから目指す方や、データサイエンティストに必要な知識が定着しているかどうか試したい方にとって有用な試験です。

 

※引用:データサイエンティスト協会公式Webサイト

各スキルセットの詳細はデータサイエンティスト協会が公開しているスキルチェックリストを参考にしてください。

DS検定の受験申し込み

DS検定は1年に春秋の2回を開催時期と予定しており、それに合わせて受験申し込み時期も決まっています。受験申し込み時期を逃すと受験することができませんので、忘れずに受験申し込みをするように注意しましょう。

次回(第3回)試験日は2022年11月15日(火)~2022年12月5日(月)です。
※詳細はデータサイエンティスト協会 公式Webサイトをご確認ください。

申し込み時に日時と会場を指定することができます。申し込み時期については上記の公式Webサイトを要チェックです。

 

DS検定におすすめの試験対策

DS検定を合格するために押さえておきたい重要なこと

DS検定に合格するために押さえておきたい重要なことは、合格基準が「正答率80%程度」と言われていることです。

この基準は類似の資格試験と比べて高く、苦手な問題を少し作ってしまうとそれだけで合格点に届かなくなってしまいます。

DS検定で問われる内容は基本的な問題が多いですが、試験範囲が幅広いためDS検定用に勉強することをおすすめします。

DS検定対策、何からはじめる?

まずは公式Webサイトから試験範囲(シラバス)を確認しましょう。
日本データサイエンティスト検定Webサイト

既にデータサイエンスに触れたことがある方は聞いたことがあるキーワードも多く並んでいると思います。
このとき、逆に聞いたことが無いキーワードがどの程度出題されるのか把握しておくことをおすすめします。その部分が試験の点数を伸ばすための伸びしろだからです。

私はもともとAIの開発経験があったため、データサイエンス力のスキルには自信がありましたが、データエンジニア力やビジネス力に関する項目には自信がないものも多かったため、対策用に公式テキストを準備しました。

公式テキストには説明のパートと、模擬試験問題のパートがあります。まず説明のパートを一通り読んで、模擬試験問題を解いてみました。説明のパートは前提知識によりわからない言葉なども出てきますので、都度インターネット検索などで調べることで理解が深まりました。

模擬試験問題を何度か解いてみて9割ほど正解できる状態で受けたところ、本番でも余裕をもって合格できる点数が取れました。

実際の試験では、模試や問題集に出題されていないような問題も出てくると考えられますが、知っているキーワードに関する問題を間違えずに正答率80%を目指すと良いと思います。

他の試験との関連

出題範囲が広いDS検定は、他の資格試験と出題範囲が重なっている範囲も少なくありません。DS検定対策に関連して、下記資格の勉強も役に立ちます。

  • G検定(データサイエンス力)
  • データ分析実務スキル検定 (データサイエンス力、ビジネス力)
  • 情報処理技術者試験(データエンジニアリング力、ビジネス力)


各資格を勉強したことがある方は、その知識も活用してDS検定合格を目指しましょう!

 

 


データサイエンティスト検定™リテラシーレベルについて紹介しました。

データサイエンティストに関わる資格の需要は今後増えていくことが予想されます。ぜひDS検定の合格を目指してデータサイエンティストに必要な知識の習得を実現していきましょう。

 

おすすめトレーニング

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