クラウドコンピューティングやクラウドサービスなど、最近は当たり前のように耳にするようになりました。クラウドを使いこなしていくことは、これから仕事をしていく上でほとんどの人が必要になってきます。
でも、漠然と『クラウドを活用してコストを下げよう!』と言われて困った…という経験をした(している)方も多いのでは。
そんな、クラウドは何となく分かるけど自信はない…という方に、「このあたりを押さえておけば大丈夫!」な5つのエリアをご紹介します。
「クラウドとは?」を正確に知っておけば、厳密に言えばクラウドではない、いわゆる「なんちゃってクラウド」との見分けがつくようになります。(そうしたクラウドでも便利なものはありますが、本題から逸れますのでここではその議論は置いておきます)
一般的には、NIST(米国立標準技術研究所)による定義が用いられます。この定義は、クラウドの「5つの特徴」、「3つのサービスモデル」、「4つの展開モデル」から構成されています。
また、SaaSやPaaSなど、基本的な用語を押さえておくことも重要です。
クラウドには向き不向きがありますので、どのような場合にどんなメリットを受けられるのか知っておくことは非常に重要です。「クラウド導入をしたのに手間が増えただけだった!」というときは、そもそもその業務やシステムがクラウドに適していなかったのかもしれません。
例えばクラウドの特徴であるコストモデルによって「初期コストが低くて済む」というメリットがあります。これは短期間だけ使用するシステムや小さい規模から初めてビジネスの拡大に合わせてシステムも規模を拡張していきたい場合に向いています。
逆に、長期間、だいたい決まったリソースを使うことが予測できている場合はクラウドではない方がいいパターンもあります。
仮想化や分散処理など、クラウドにどのような技術が使われているのか、また、コンテナやサーバーレスなど最新の技術トレンドについての知識は、特にシステムの開発や運用に関わるエンジニアの方にぜひ持っておいて欲しいものです。
障害対策や基本性能の向上についての考え方も、オンプレミスとは異なる面もありますので、その感覚を掴むことで失敗のない構築や運用が可能になります。
パブリッククラウドを利用する際に、どのベンダーのどの機能を選ぶべきか?は悩ましい問題ですね。
いざというときに適切に選定できるように、世界的に高い市場シェアを持つ3つのクラウドベンダー、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud Platformのそれぞれの特徴や主要なサービスについては把握しておきたいところです。
クラウドは私たちの暮らしやビジネスに大きな影響を与えています。
特にIT部門と事業部門との関わり方や、IT部門に期待される役割、システム開発のスタンスなどはクラウド普及以降激変しています。
アメリカのIT調査会社であるガートナーによれば、これからの企業は異なる2つのタイプのITシステムを併せ持ち、両者を適切にマネジメントしていくことが必要だと言われています。「バイモーダルIT」と呼ばれるこうした考え方を身に着けておくと、社内のリソース配分やチーム編成の参考になるかもしれません。
このように、クラウドの全体像を掴むには意外と広い分野について知っておく必要があります。
上記に関連した書籍やWeb記事を読むなどの自習も可能ですが、トレノケートではこれらの知識を1日で学ぶ研修や、動画で学ぶeラーニングを提供しています。
IT部門の方向け:クラウドコンピューティング概要
クラウドを取り入れたシステムを構築するための前提となる基礎知識を習得します。CompTIA Cloud Essentialsにも対応しているので、受験対策を行いたい方にもおすすめです。
非IT部門の方向け:ビジネスパーソンのためのクラウド入門
ビジネスでクラウドを有効に活用するための基礎知識を修得します。自社での導入を検討しているIT企画の方や、クラウド関連サービスを提供する営業職の方にもおすすめです。
クラウド概要とクラウドビジネスのいろはの違いは、次の2点です。
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クラウドコンピューティングの概要
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ビジネスパーソンのためのクラウド入門
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対象者
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エンジニア、 ITマネージャまたはリーダー |
IT企画担当者、営業職、
プリセールス担当者 |
内容
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構成技術 ビジネスと役割の変化(IT部門詳細*) |
最近のクラウド活用動向 活用事例の詳細な解説 |
*クラウド導入の流れ、ITエンジニアの役割変化、DevOpsなど
以下の内容は、どちらのコースにも盛り込まれています。
クラウドコンピューティングの要諦 ~クラウド時代の必須知識~
クラウドコンピューティング概要、クラウドビジネスのいろはの両方をカバーする内容となっています。
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