シスコ認定トレーニングやCisco U.でe-ラーニングを受講し、スキルアップに努めたいITエンジニアの方や、育成を支援したい人事・育成担当の方は多いと思います。しかしそれに付きまとうのが、受講費用や人材育成コストの確保という問題です。
とくに育成担当の方は、想定外の人員の入れ替わりにより育成コストの見通しがたたず、適切なタイミングで研修を受講させることが難しいと感じているのではないでしょうか。
そこで今回は、シスコ技術者の育成費用に活用できるCisco Learning Creditについて解説をいたします。
「制度について理解しておらず、使用しないまま有効期限が過ぎてしまった」といった、会社や組織の資産の“ムダ使い”を防ぐために、ぜひご一読ください!
日本ではまだあまり知られていないCisco Learning Credit(CLC)。シスコ技術者認定試験、シスコ認定トレーニング、シスコオンラインストアコンテンツの購入、Cisco Live等のイベント登録などに利用可能なプリペイド式のシステムです。
CLCはハードウェアやソフトウェア、および他のサービスのご注文方法と同じように購入することができます。CLC1単位=100ドル分のトレーニング費用に相当し、その有効期限は発行日から1年間(365日)となっています。
CLCの保有数や使用履歴についてはLearning Credit Management Toolからご確認が可能です。また、CLCを使ったトレーニングのお申し込みはCisco Learning Locatorから行うことができます。後ほど、購入の流れを詳しくお伝えします。
「CLCを保有していたにもかかわらず有効期限が切れてしまった…」
制度を理解して、このようなムダをなくすことはもちろん、CLCを活用するからこそ得られるメリットもあります。
特に育成担当の方にダイレクトに関係するのは、“研修費用の確保と管理“の課題をクリアにできることではないでしょうか。CLCは、事前購入型のプリペイド式という特徴から、Cisco製品やサービスの購入時に研修費用も同時に確保でき、年度内の予算消化や計画的な人材育成がスムーズに進められます。
さらに、管理ツール(Learning Credit Management Tool)を使えば、使用履歴や受講状況を一元管理できるため、複数部門・拠点での運用も効率化。教育費の見える化が実現し、管理者の負担も軽減されます。
1単位=100ドル分の価値があるCLCですが、トレーニング・育成にまつわる様々な用途で使用いただけます。
詳細はこちら:https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/assets/learning/clc/docs/09cs2107-programguidelines.pdf
シスコ認定プラチナラーニングパートナーであるトレノケートでは、CLCでのトレーニングのお申し込みに対応しています。それでは、実際にCLCを使ってシスコ研修に申し込むにはどうしたらいいのでしょうか?
まず受講したいコースを選定し、トレノケートに必要なCLC数を確認します。その後日程、人数を確定のうえ、改めてトレノケートまでお知らせください。
なお、CLCを利用できるコースはトレノケート公式サイトからご確認いただけます。
トレノケートより案内されたURL(Cisco Learning Locator)からコースの申し込みをします。
申し込み後、チームキャプテンがLearning Credit Management Tool上でCLCの使用を許可します。
チームキャプテンとは…CLC購入の際にアサインしたCLC管理者を指します。人事・育成担当者とは異なる場合がありますので、ご自身がチームキャプテンでない場合には貴社内にてご確認いただくようお願いいたします。
シスコからトレノケートに受講者情報が提供され、ご希望のコースの予約が完了します。その後、コースの実施が確定したら受講いただけます。(コース実施可否はコース開始の数週間前を目途に決定します。)
シスコ技術者認定を保有している方が、Cisco継続教育対象コースを受講された場合、CEクレジットが自動的に付与されます。Cisco継続教育プログラムについてはこちらをご確認ください。
CLCを使うことで年度内の予算消化や計画的な人材育成がスムーズに進められること、またその利用方法についてお分かりいただけたでしょうか。CLCに対応したコースや必要CLC数はシスコ社により定期的に変動します。トレノケートではお問い合わせのお客様宛に最新情報をお伝えし、スムーズなお申し込みをご案内しています。
この機会にCLCの活用をお考えの方は、ぜひ一度トレノケートまでご連絡ください。