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【2025年11月】今人気のCisco研修TOP10

トレノケートは、日本唯一のシスコ認定プラチナラーニングパートナーとして、カスタマイズトレーニングを作成・提供するなど、豊富なシスコ認定トレーニングを取り揃えています。

さて、2025年も終わりに近づいてきましたが、本年の育成目標や認定取得の進捗はいかがでしょうか?こちらのブログでは2025年11月のお申し込み状況から、弊社で人気のシスコトレーニングをランキング形式でご紹介します。

・中堅・ハイレイヤー層の学習の動きを知りたい

・ネットワーク技術者として実務に活かせるスキルを学ぶには?

人気のトレーニングやそこから考えられる学習トレンドを、ご自身の研修選びにもぜひお役立てください。

目次

人気のCisco研修ランキングTOP10

順位 研修名 対象者

1

CCNA BOOT CAMP(試験/バウチャー付)
Ciscoルータ、スイッチを扱うネットワークエンジニア 等
2 実用構成で学ぶ!ルータ/スイッチ基礎 ~演習で身に付く小規模ネットワーク構築~
ネットワーク技術者、サーバ管理者 等
3 CCNP Enterprise BOOT CAMP ~ENCOR編~ (試験/バウチャー付)
エンタープライズ ネットワークエンジニア 等
4 CCNP Enterprise BOOT CAMP ~ENARSI編~ (試験/バウチャー付)
エンタープライズ ネットワークエンジニア 等

5

Cisco High-End Lab BOOT CAMP 1 ~Switching, IGP, BGP, MPLS, IPsec~
ネットワークエンジニア 等
6 IPネットワーク運用管理の基礎 ~小規模環境で学ぶトラブルシューティング~
ネットワーク運用担当、IT担当者 等
7 速習MCAST
Ciscoルータ、スイッチを扱うネットワークエンジニア 等
8 Implementing and Administering Cisco Solutions (CCNA) v2
Ciscoルータ、スイッチを扱うネットワークエンジニア 等
9 Cisco SDWAN Fundamentals (SDWFND) v2 ネットワーク技術者、システムインテグレータ 等
10 IPv6ネットワーク構築実習 ~IPv6移行技術、サーバ構築、導入事例~ サービスプロバイダ、システムインテグレータ 等

ランキングから見える学習トレンド

高難易度・実践型コースの受講が増加!高度化するITインフラへの対応が急務?

2025年11月は「Cisco High-End Lab BOOT CAMP 1 ~Switching, IGP, BGP, MPLS, IPsec~」がランクインしました。こちらのトレーニングは以下の通り、エキスパートの認定取得を目指す方などが対象と、高難易度の内容になっています。

  • CCIE Enterprise Infrastructure資格を目指す方、合格のために自分の弱点を克服したい方
  • シスコ製品についての豊富な経験をもっており、シスコ製品を使用した大規模かつ高度なネットワークの構築をされる方

本コースでは、IGP・BGP・MPLSの設定に欠かせない柔軟性・設定の速度・情報検索能力を養うだけでなく、個人の弱点や現状のスキルレベルを認識し、克服することを目指します。そのため、認定対策需要だけでなく、高度化するITインフラへの対応や運用者としてのスキル底上げが進んでいることもランクインの背景として考えられます。

【具体的に考えられる難関コース受講増加の背景】

  • マルチクラウド接続(Equinix Fabric / SD-WAN / SASE)の需要増

  • モダンNWでは「CCNP相当+α」が求められる

  • ネットワークエンジニアのスキル標準が引き上がっている

 

DX化・クラウド接続の増加に伴う中堅層のスキル拡張

ハイエンドコースに加え、「Cisco SDWAN Fundamentals (SDWFND) v2」や「IPv6ネットワーク構築実習 ~IPv6移行技術、サーバ構築、導入事例~」といった中堅層向けの応用技術研修もランクインしています。

DX化とクラウドシフトというビジネス要請に直結する技術を学べることから、ミドル層のネットワークエンジニアに、コアスキルからのスキル拡張が求められていることが考えられます。

【具体的に考えられる応用技術コース受講増加の背景】

  • SD-WAN:クラウド利用やゼロトラスト化が進む中、ネットワークとセキュリティを統合するSASEの導入が加速しており、その基盤となるSD-WANの理解と実装スキルが必須化しています。この流れを受けて、SD-WAN関連コースの受講が増加していると考えられます。

  • IPv6:アドレス枯渇やIoT対応を見据え、IPv6対応の問い合わせ増加に対応できる基盤技術の習得が急務。

結果として、ミドル層は単一技術者から、ルーティング、セキュリティ、自動化、クラウド接続を統合的に扱うフルスタックなネットワークエンジニアへと役割を広げることが求められています。

 

関連情報

トレノケートでは、シスコ認定プラチナラーニングパートナーとして、最新のネットワーク技術・セキュリティ対策を学べる多彩な研修を提供しています。
今後も、受講傾向から見える「スキルの今」をご紹介していきます。