トレノケートは、日本唯一のシスコ認定プラチナラーニングパートナーとして、カスタマイズトレーニングを作成・提供するなど、豊富なシスコ認定トレーニングを取り揃えています。
その幅広さから、研修を検討している人事育成担当の方や技術者・事業担当者の方のなかには、「今どんな研修が選ばれているか」を気にされている方も多いのではないでしょうか?
技術者の方々にもっとも多く受講されたトレーニングは何だったのか、2025年10月の受講者数をもとにご紹介いたします。
受講動向から、今注目されているスキルも、見えてくるかもしれません。
| 順位 | 研修名 | 対象者 |
|---|---|---|
| 1 | 実用構成で学ぶ!ルータ/スイッチ基礎 ~演習で身に付く小規模ネットワーク構築~ |
ネットワーク技術者、サーバ管理者 等
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| 2 | Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR) v1 |
エンタープライズ ネットワークエンジニア 等
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| 3 | IPネットワーク運用管理の基礎 ~小規模環境で学ぶトラブルシューティング~ |
ネットワーク運用担当、IT担当者 等
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| 4 | Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services (ENARSI) v1 |
エンタープライズ ネットワークエンジニア 等
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| 5 | 速習MPLS |
IP-VPNサービスの導入・運用担当者、電気通信事業者
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| 6 | Implementing and Administering Cisco Solutions (CCNA) v2 |
Ciscoルータ、スイッチを扱うネットワークエンジニア 等
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| 7 | Implementing Cisco Application Centric Infrastructure (DCACI) v1 |
ネットワーク技術者、サーバ管理者 等
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| 8 | CCNP Enterprise BOOT CAMP ~ENARSI編~ (試験/バウチャー付) |
エンタープライズ ネットワークエンジニア 等
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| 9 | 実践!エンタープライズネットワーク構築 ~Catalystスタック構成、ASAファイアウォール、IP-VPN接続、BGP、IP SLA~ |
ネットワーク構築担当者 等
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| 10 | CCNA BOOT CAMP(試験/バウチャー付) |
Ciscoルータ、スイッチを扱うネットワークエンジニア 等
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2025年10月の受講ランキングでは、「実用構成で学ぶ!ルータ/スイッチ基礎 ~演習で身に付く小規模ネットワーク構築~」が第一位となりました。こちらはエントリーレベルのトレーニングであることから、各企業ネットワークエンジニアの採用&育成による組織強化が図られていると考えられます。さらにその背景を読み解くと、クラウド利用の拡大やゼロトラスト化に伴う、ネットワーク基礎知識・機器設定スキルを持つ人材の増員が要されているのかもしれません。
一方で、「Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies(ENCOR)v1」「Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services(ENARSI)v1」など、CCNP Enterpriseに直結する中核スキルを習得するコースも複数ランクインしており、技術者の“高度化志向”も強まっています。
特にENARSIは、マルチエリアOSPF、EIGRP、BGP、VPN、トラブルシューティングなど実務に直結する内容で、運用から設計・構築へステップアップしたい層に支持されています。
また同一企業による「速習MPLS」や「DCACI(Application Centric Infrastructure)」など、より専門領域に踏み込む受講も増えており、
基礎/ネットワーク中核/データセンター・プロバイダーネットワーク
という三段階におけるスキルの底上げを図っていることも考えられます。
ランキング内には、CCNAおよびCCNP関連が複数ランクインしました。
「Implementing and Administering Cisco Solutions(CCNA)v2」や「Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services (ENARSI) v1」は講義と演習を組み合わせて学習できる認定対応トレーニングになっており、5日間で完了するプログラムです。
同じく認定対応トレーニングである「CCNA BOOT CAMP」「CCNP Enterprise BOOT CAMP」は上記2コースでは【自習】とされている部分もインストラクターが解説を行う8日間の充実したプログラムになっています。
こうした認定対応トレーニングが上位に名前を連ねる背景としては、以下のようなものが考えられます。
ネットワーク従事者の採用要件で“CCNA保有”が再び増加
キャリアアップに向けた“資格と実務スキルのセット”の需要増
Cisco継続教育プログラムへの対応ニーズ
特にCisco継続教育プログラムの認知度は年々高まってきており、認定の再更新を考える技術者の受講も増加傾向にあります。
トレノケートでは、シスコ認定プラチナラーニングパートナーとして、最新のネットワーク技術・セキュリティ対策を学べる多彩な研修を提供しています。
今後も、受講傾向から見える「スキルの今」をご紹介していきます。