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【無料セミナー】ChatGPTをはじめよう!セミナーレポート

本ブログは、2023年10月に開催したトレノケート主催無料セミナー「ChatGPTをはじめよう!」のセミナーサマリレポートです。

無料セミナー録画視聴:ChatGPTをはじめよう!  お申し込み受付中!

ご興味を持たれた方は、ぜひセミナー動画をご覧ください。

 

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ChatGPTをはじめよう!

https://blog.trainocate.co.jp/os26_chat

 

ChatGPTの概要と特徴

まずChatGPTについて概要、特徴、関連用語を整理します。

LLM:大規模言語モデル(Large Language Models)

大量のテキストデータや言語体系を事前学習させたAIモデルです。ある単語やフレーズの次に、一般的にどのような単語やフレーズが続くのかを予測することで、自然な文脈に見える文章を生成します。

GPT(Generative Pre-trained Transformer)

GPTは、OpenAI社が2022年に提供開始したLLMです。主に文章生成や対話システムとしての機能に優れています。

ChatGPT

GPT技術をもとに作成された対話型AI(チャットボット)。特定の会話型のタスクに特化した性能を持つように調整(ファインチューニング)された⾔語⽣成モデルです。自然な対話を実現する質の高さに、世界で一気に話題をさらいました。Webアプリケーションとして提供されています。
https://chat.openai.com/

OpenAI API

ChatGPTで使われている機能の一部をAPIで提供しています。

Azure OpenAI Service

OpenAIと同じAPIをMicrosoft社のクラウドサービスAzure上でも使えるようにしました。Microsoft社は、OpenAI社に出資しています。

補足:API(Application Programming Interface)とは
Application Programmingはソフトウェア・プログラム(通称:アプリ)のこと。Interfaceは「異なる機器・装置のあいだを接続して、交信や制御を可能にする装置やソフトウェア」という意味です。具体的には、アプリケーション間をつなぐ仕様をまとめたものです。

ビジネスで役⽴つChatGPTとAzure OpenAIの活⽤例

デジタル庁や文部科学省も積極的にChatGPTのガイドラインを公表しはじめており、セミナーでは参考URLをご紹介しました。

また、ChatGPT を使ったことがない方向けに、セミナーではいくつかの使用例をデモ形式でご紹介しました。
 
デモ①:ChatGPTで調べごと
 
デモ②:ChatGPTでの⽂章⽣成

Azure OpenAI が期待される理由

Azure OpenAIは、カスタマイズや他のリソースを活⽤することで、⼤幅に⽣産性が変わることが期待されています。セミナーでは使用例を、デモでご紹介しています。
 
デモ③:ChatGPTでの⽂書説明(GPTにPDF文章を読み込ませ、サマリ解説を依頼)

デモ④:Bing Chatでの調べ物

デモ⑤:ChatGPTでの画像作成

デモ⑥:Teamsで利用するChatGPT
 
社内のデータは非構造・構造化データの宝庫であり、上手に活用できれば業務に役立てることができる可能性があります。

2023年10⽉17⽇時点では、社内データやファイルの活⽤をするにはBing Chat EnterpriseやChatGPTだけでは難しく、Azure OpenAIを組み込んだソリューション開発で対応可能です。

Azure OpenAIでできる主なタスクとしては、「文章生成」「チャット」「埋め込み」「画像生成」「文字おこし」などがあります。

プロンプトエンジニアリング

ChatGPTへの「プロンプト(指示・質問の入力)」次第で、ChatGPTから得られる回答の精度は大幅に向上します。

「プロンプトエンジニアリング」とは、LLCのパフォーマンスを最大限に引き出すために、書式の最適解をまとめたものです。セミナーでは、デモ形式でプロンプトの記載例をご紹介しています。
 
デモ⑦:プロンプトで業務記述書作成ChatBotを作る

 

AIを強化する2つの方法

AI強化には、2つの方法があります。それぞれについてセミナー中で簡単に触れています。

  1. 拡張機能(Chat Completions extensions API):独自のドキュメントを参照させる
  2. ファインチューニング:対話の例を追加学習させる

安全なGPTの使い方

安全なChatGPTの使い方5つの視点

ChatGPTを安全に 使うために、リスクを知り、企業での環境の整え方についても知っておきましょう。整理のポイントは以下の5つです。

  1.  AIソリューションへの入力
  2.  AIモデルへのアクセス
  3. 学習に仕様するデータ
  4. 生成時に仕様するデータ
  5. AIソリューションから出力

セミナーでは、リスクに対する解決方法のヒント、Entra ID認証や不適切発言を防ぐコンテンツフィルター、閉域接続、アクセス権のセキュリティフィルターなどについても簡単に触れています。

Microsoft AIは、お客様のデータをAIの学習には利用しないというスタンスなので、安全に利用できます。

著作権について

ChatGPTを ビジネスで利用する際には、著作権の問題が発生する可能性があります。

2023年10月時点では 、文化庁の著作権課から資料が出ていますので、それを参考にするのが最善です。主に下記の点について、セミナー中で簡単に触れています。

  • AIが生成した成果物の著作権
  • プロンプトの著作権
  • 既存の著作物を学習データとして利用可能なのか
  • AIが生成したイラスト・文章の著作権侵害

また、生成AIサービス提供企業の補償対応についても触れています。

 

以上、セミナーのサマリをご紹介しました。

 

Microsoft認定トレーニングならトレノケート

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トレノケートは、2002年にMicrosoft社のラーニングソリューション分野において、日本で初めてゴールドパートナーに認定されました。現在はTraining Services Partner (TSP)として、幅広い分野で多数の最新コースラインアップを提供し続けています。

 

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