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【PMBOKⓇガイド入門】第4回:プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)

作成者: 横山 昇(よこやま のぼる)|2015-07-12

【PMBOKⓇガイド入門】では、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。


PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。

 

 

プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)とは?

唐突ですが、皆様の会社にはプロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)に該当する組織はありますか?

 

プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)とは、「プロジェクトに関連するガバナンスのプロセスを標準化し、資源、方法論、ツール、技法の共有を促進するマネジメント構造」です。

 

「標準化」と「共有の促進」

プロジェクトマネジメント・オフィスのキーワードは、「標準化」と「共有の促進」です。


 たとえば、「あるプロジェクトで上手くいった技法を、他のプロジェクトでも汎用的に使えるようにし(標準化)、横展開する(共有の促進)」というのはプロジェクトマネジメント・オフィスの重要な役割です。

 

 

プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)の役割

プロジェクトマネジメント・オフィスというと、「プロジェクトを側方支援する」といったイメージをお持ちになる方が多いかと思います。しかし、実際にはプロジェクトに対する管理や影響力の度合いにより、様々なタイプがあります。たとえば、以下のようなものです。

 

  1. 支援型PMO:テンプレート、トレーニングの提供などを行う。
  2. コントロール型PMO:支援を提供し、コンプライアンスを要求する。
  3. 指揮型PMO:プロジェクトを直接マネジメントする。

 

コントロール型PMO

2.の「コンプライアンスを要求」とは、支援内容の強制を意味します。

 

たとえば「テンプレートを提供するので、それを必ず使用しなさい」というのが、コンプライアンスの要求にあたります。コンプライアンスというと、法令順守や企業の社会的責任といった文脈で使われることが多いですが、元の意味は「順守」です。従って、上記の通り「支援内容の強制」という意味になります。

 

 

指揮型PMO

また、ちょっと意外かもしれませんが、3.のようなタイプもあります。たとえば、大規模プロジェクトでプロジェクト内にPMOが設置される場合や、問題山積のプロジェクトにPMOが乗り込んできて直接指揮をとる、といったケースがこれにあたります。

 

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