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人生100年時代 ITエンジニアのための「キャリアアップ戦略」 (3)

 

長く続いた不況で、まことしやかに唱えられた「エンジニア定年35歳説」も今や昔。IT人材争奪戦の中、政府や企業はエンジニア人生の延長を積極的に支援しはじめました。人生100年時代におけるエンジニアの職業人生を考えます。

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キャリアアップのモデルケース(ビジネススキルアップ編)


市場やビジネス状況は急速に変化しています。
変化に備えて日頃から情報を収集し、付加価値の高いスキルを計画的に修得してキャリアをデザインしていくことが望ましいと言えます。

ITエンジニアのキャリアは一般的に、IT技術スキルに特化するか、またはIT技術とビジネススキルをバランスよく伸ばしていくかの2つの大きな志向性があります。

今回は、ビジネススキルもバランスよく伸ばしていきたい方におすすめのモデルケース2つをご紹介します。

【モデルケースD】 プログラマーからプロジェクトマネージャへ
【モデルケースE】プロジェクトマネージャからデジタルビジネス推進担当へ



【モデルケースD】 プログラマーからプロジェクトマネージャへ

 

 

システムインテグレータに勤務するDさんは、適性を認められ、プロジェクトマネージャになるための準備を始めました。

 

これまでの経歴とスキル


Dさんはシステムインテグレータに入社して5年目のエンジニアです。
コミュニケーションスキルに優れたDさんは、プロジェクトマネージャの補佐を任されました。
顧客との折衝やチームをまとめる適性があると先輩社員から期待されたのです。
Dさんもプロジェクトマネジメントのスキルを磨きたいと徐々に考えるようになっていました。

 

こんなスキルをプラス


Dさんは、プロジェクトマネージャへの一歩を踏み出すにあたり、自己流で変な癖がつく前に、トレーニングで学んだ方が良いよ、
と先輩社員からアドバイスされました。
関連書籍を読み、業務に余裕がある時期を狙って受講を進めるなど、Dさんはプロジェクトマネジメント業務への理解を深めていきました。

 

新しい挑戦


Dさんは小さなプロジェクトのマネージャとしてデビュー、無事そのプロジェクトを成功に導きました。
チームで成果を上げる喜びを実感し、より大きなプロジェクトへのアサインも決定。
次はPMP(R)資格の取得をめざしています。

 

おすすめトレーニング

Dさんにおすすめのトレーニングを紹介します。



【モデルケースE】プロジェクトマネージャからデジタルビジネス推進担当へ

Eさんは技術と現場をよく知るプロジェクトマネージャとして活躍し、やりがいを感じていましたが、AIやIoTを使った新規事業システムの企画にも興味を持ち始めていました。

 

これまでの経歴とスキル


新卒で入社し13年目のEさん。入社後はシステムの開発・構築を広く経験しました。
現在は、技術と現場に精通したプロジェクトマネージャとして、10人のエンジニアを率いています。顧客と良い関係を築き、プリセールスして案件受注をしたのち、部下をマネジメントしながらリリースまで責任をもつ仕事が中心です。


こんなスキルをプラス


Eさんは、AIやIoTを使った新規事業システムの企画に興味がありましたが、今のスキルに加えて、新しいスキルが必要であることも理解していました。
顧客へ提案をするには、企業経営や業務内容に関する知見と、独自性を持った新たな発想を生み出す発想力が求められます。
Eさんは受講後、関連書籍を読むなど計画的にスキルアップしていきました。

 

新しい挑戦


Eさんの実績と地道な努力が実り、デジタルビジネス関連システムの企画・提案をするチームへアサインされました。
今までの経験と、新しいスキルをフルに活かして、心機一転仕事に取り組んでいます。

 

おすすめトレーニング

Eさんにおすすめのトレーニングを紹介します。