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人生100年時代 ITエンジニアのための「キャリアアップ戦略」(2)

長く続いた不況で、まことしやかに唱えられた「エンジニア定年35歳説」も今や昔。IT人材争奪戦の中、政府や企業はエンジニア人生の延長を積極的に支援しはじめました。人生100年時代におけるエンジニアの職業人生を考えます。

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キャリアアップのモデルケース(ITスキルアップ編)


市場やビジネス状況は急速に変化しています。
変化に備えて日頃から情報を収集し、付加価値の高いスキルを計画的に修得してキャリアをデザインしていくことが望ましいと言えます。

ITエンジニアのキャリアは一般的に、IT技術スキルに特化するか、またはIT技術とビジネススキルをバランスよく伸ばしていくかの2つの大きな志向性があります。

今回は、IT技術スキルを伸ばしていきたい方におすすめのモデルケース3つをご紹介します。

【モデルケースA】プログラマー ⇒ AIエンジニア
【モデルケースB】インフラエンジニア ⇒ クラウドエンジニア(インフラ系)
【モデルケースC】プログラマー ⇒ クラウドエンジニア(開発系)

 

 

【モデルケースA】 プログラマーからAIエンジニアへ

AIを使ったデータ分析基盤システム開発の社内プロジェクト公募が開始。

プログラマのAさんはすぐに立候補しました。

 

これまでの経歴とスキル

インテグレータに入社して8年、受託開発のプログラマーとして活躍していたAさん。

プログラマの経験を積み、小規模のプロジェクト管理を任される機会も増えていました。

しかしITエンジニアとしてもう一回り成長したいという気持ちが高まり、公募に手を上げました。

 

こんなスキルをプラス

プロジェクトでは、売上・在庫データを見える化し、分析や予測をするシステムを新規で開発します。

上司からは、統計解析、機械学習、Pythonの知識のあるプログラマが足りないので、参加前にスキルを修得できるかと打診がありました。

自習だけでは間に合わないと判断したAさんは、会社と相談してトレーニング受講を活用することにしました。

 

新しい挑戦


Aさんは、希望どおりプロジェクトにアサインされました。

システム完成後は、パッケージ商品化して販売することも計画されており、社運をかけたプロジェクトの中核メンバーの一人として日々精力的に開発に打ち込んでいます。

 

 

おすすめトレーニング

Aさんにおすすめのトレーニングを紹介します。

 

 

 

【モデルケースB】 インフラエンジニアからクラウドエンジニアへ

情報システム部門のBさんは、日々の業務に忙殺され、本来最も注力するべき新規ビジネス基盤システムの構築に時間が割けないことにジレンマをかかえていました。

 

これまでの経歴とスキル

 

BさんはIT企業でインフラエンジニアを8年経験後、現在はメーカー企業の情報システム部門に勤務して12年目です。

社内システム事情に精通したベテランとして社内から頼りにされて充実していますが、業務は多忙を極め、効率を高める必要性を痛感していました。

Bさんが担当するシステムは、ほぼオンプレミスで構築されており、以前からクラウドと運用自動化を導入したいと考えていました。

 

こんなスキルをプラス

IT企業に在籍していた頃と比較して、最新情報を得る機会が激減したBさん。トレーニング受講やユーザグループの勉強会に参加するなど、スキルアップと他社事例の情報収集を継続して行っていました。

Bさんは学んだ内容をもとに、クラウド移行とオペレーション自動化により、費用を抑えて、運用保守工数の4割削減と、ミスや属人化の排除が可能になる企画を所属会社に提案しました。

 

新しい挑戦

Bさんの企画は承認されました。
Bさんは自ら企画した施策のリーダーに任命され、業務改善に本格的に取り組みはじめました。
既存業務のスリム化を実現した後は、クラウドを駆使して新規ビジネス基盤をスピーディに構築できるようになりたいと考えています。

 

おすすめトレーニング

Bさんにおすすめのトレーニングを紹介します。

 

 

【モデルケースC】 プログラマーからクラウドエンジニアへ

Web系のシステム開発をしているプログラマーのCさんは、クラウドでWebサイトを構築する案件にアサインされ、ITインフラとクラウドについて学ぶことになりました。

 

これまでの経歴とスキル

Cさんはシステムインテグレータに入社後、7年間プログラマとして主にWeb開発に携わりました。

Cさんの所属会社は従来の開発サービスに加え、クラウド上でサーバ構築を行うサービスを開始することを決定し、クラウドエンジニアの育成に乗り出しました。

Cさんは、クラウドでWebを構築する案件のメンバーの一人としてアサインされました。

 

こんなスキルをプラス

Cさんは、クラウドの知識はプログラマにも今後必須になると考え、これを機に体系的に学ぼうとスキルアップを始めました。

ITインフラの知識を基礎から学んだ後、次にクラウドについて学びました。

また以前から興味を持っていたPythonも、インフラ運用ツールとして使えることから学ぶことにしました。

 

新しい挑戦

Cさんは、テスト環境やWebサーバの構築も自力で自動化できるようになりました。

社内でまだノウハウの少ない分野であるクラウドのインフラ構築にやりがいを感じています。

 

おすすめトレーニング

Cさんにおすすめのトレーニングを紹介します。

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次回は、ITエンジニアのスキルアップのモデルケース(ビジネススキルアップ編)を紹介致します。