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【人材開発用語集】越境学習

人材開発に関する用語をトレノケートの講師がわかりやすく解説します。


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越境学習

自分が属する組織以外の場所での学習を指す。一般的に社外の人たちと交わって学習することを指す場合が多い。

例えば、会社が入会しているワーキンググループやユーザー会において社外の人と一緒に活動したり、個人で社外のセミナーや勉強会に参加したりすること等である。会社の枠を超え、さまざまな人の見識に触れたり、刺激を受けたりすることによって、個人差はあるが学習者の能力向上、キャリア開発にも寄与すると言われている。


(参考文献)中原淳『経営学習論』東京大学出版会、中原淳、舘野泰一 他『職場学習の探究』生産性出版


コラム

20代半ばの頃、ある企業が主催している定期的なユーザー勉強会に参加しました。勉強会はその企業の製品だけを扱うのではなく、当時流行し始めていたインターネット関連技術に関して幅広く学びあう場でした。その当時私は業務が忙しく、当初参加することを断っていましたが、上司から「絶対役に立つから」と言われ、渋々参加することになりました。

ところがいざ参加してみると、新しいスキルを学習することが楽しいばかりか、社外の同年代の人たちが自分よりも知識を持っていることに刺激を受け、その活動にのめり込むようになりました。スキルの幅が広がったことはその後の私のキャリアに大きな影響を与えたとともに、勉強会を通じて人のつながりの大切さにも気づかせてくれました。


文責:都川 信和/国家資格キャリアコンサルタント

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