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【PMP®合格体験記】第3回:PMBOK®ガイドがやってきた

作成者: 横山 昇(よこやま のぼる)|2014-10-26

3ヶ月でPMP®に合格!?

プロジェクトマネジメントのコースを担当している講師が、PMP®に合格するまでの道のりを綴ります。

 

PMBOK®ガイドを使った勉強方法

PMP®の受験勉強を始めた私。
数週間勉強を続けると、合格の手応えが掴めてきました。しかし「市販の問題集より本番試験のほうが数段難しい」といった情報も耳に入ってきました。

 

前回の記事はこちら≫【PMP®合格体験記】第2回:PMP®試験勉強スタート

 

PMBOK®ガイドがやってきた

そんな中、待ちわびていたPMBOK®ガイドが届きました。
A4サイズで、厚さはなんと3センチ!かなりのボリュームです。ドラえもんの暗記パンが欲しくなりました。

 

市販の問題集だけでの勉強には限界がある

なぜPMBOK®ガイドを待ちわびていたかというと、市販の問題集だけで勉強を続けることに限界を感じていたからです。


具体的に言うと、問題集では用語の解説が簡略化され過ぎていて、具体的なイメージを掴めないことが多々ありました。

 

PMBOK®ガイドの内容に精通する

試験は、「PMBOK®ガイド以外からも出題される」という情報もありましたが、まずはPMBOK®ガイドの内容に精通することを第一に考えました。

 

PMP®試験対策の問題集を何度か解き、解らないところ、詳しく知りたいところ、をPMBOK®ガイドで確認する、という方法で勉強を続けました。

 

すると、理解が深まっていくのが実感できました。

 

PMP®合格のための「忘れにくい」勉強方法

過去の経験に当てはめてみる

 

人によって勉強の仕方は十人十色だと思いますが、上記のやり方に加えて、PMBOK®ガイドに書いてあることを、自分の過去や現在のプロジェクト経験に当てはめて考えてみると、理解がより一層深まり、「忘れにくくなる」と思います。

 

具体的なイメージを膨らませて勉強する

例えば、「以前携わったプロジェクトの時はPMBOK®ガイドの知識がなかったけど、もしいまの知識があったら、こんな進め方があったのではないか」や「現在のプロジェクトで、PMBOK®ガイドのこのプロセスは使えるのではないか」など、具体的にイメージを膨らませて勉強していくと良いと思います。


PMBOK®ガイドを使って勉強をするのなら、試験対策だけで終わらせてしまうのは、ちょっともったいない気がします。

 

 

PMP®用語解説

記事中のPMP®用語を解説します。

 

プロジェクトマネジメント・プロセス

PMBOK®ガイド第5版では、47のプロジェクトマネジメント・プロセスが定義されています。しかし、全てのプロセスを全てのプロジェクトに画一的に適用する必要はありません。あくまで「ガイド」なので、プロジェクトの特性や状況に応じて、必要なプロセスだけ適用するというやり方も「あり」です。

 

 

 

【おまけコラム】ドラえもんの「暗記パン」

ドラえもんの秘密道具の一つです。いつものごとく、のび太君に泣きつかれたドラえもんは、四次元ポケットから暗記パンを出します。形は普通の四角いパンで、これを自分が暗記したい教科書やノートのページにペタッと貼り付けてはがすと、教科書やノートの内容が暗記パンに転記されます。これを食べれば、労せずしてパンに転記された内容が暗記できるという、試験対策にもってこいの秘密道具です。
詳しいストーリーは省きますが、とある日のび太君はあちこちで、色々なものを食べまくる羽目になってしまい、あろうことか、暗記パンを食べるお腹の余裕がなくなってしまいます。必死でパンを詰め込みますが、最終的にはお腹を壊してしまい、せっかくの苦労が水の泡になってしまう・・・というお話でした。