AWS(Amazon Web Services)を利用する人や会社がとても増えていますね。
弊社にも、AWSを使える社員の方を増やしたいといったご相談が多く寄せられています。
この記事では、以下のようなことで困っている方へ、AWSの学習ステップのまとめと、ショートカットするための方法の1つとしてAWS公式の入門コースについて解説します。
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AWSについて勉強をはじめるにあたって、何から手を付けて、何を理解すればよいのか、が最初の課題です。Amazon Web Services のブログでは、以下の6点をおすすめしています。
参考記事:自宅で学ぼう!AWS 初学者向けの勉強方法 6ステップ!
このように、クラウドの基本やAWSというサービスの全体像を押さえてから、各サービスの特徴や使い方を学び、実践していく、というのがベーシックな流れとなります。
上記のブログでも掲載されているようなAWSが用意している資料、セミナーのほか、ユーザーコミュニティ(JAWS-UG)やエンジニアの方のブログなど、様々な情報が無料で公開されています。ですので、その気になれば全て独学でもなんとかなります。
でも、正直、多くに人にとっては大変な苦労だと思います…。
基本が分からない中で要点を的確に拾いながら自分の知識として整理していかなければなりません。情報が膨大過ぎて、必要なレベルの資料や記事を探すだけでも時間がかかるでしょう。
なんだか考えるだけで萎えてきますが、それでもAWSの勉強を諦めたくない……そんなあなたに、AWS公式の入門コースというものが存在します。
これはAWSが作成したカリキュラムで、これからAWSを利用する人に必要な知識が体系だって整理されていて、1日で概要を理解することが可能です。教える講師も、AWSの厳しい審査を突破して講師としての認定を受けていますので、知識量と教えるスキル、両方に長けています。
有料にはなるのですが、それでも、弊社だけで2020年は約4,000名の方が受講しているほど人気のコースとなっています。
それでは、入門コースの内容について説明していきます。全部で2種類あります。
1. AWS Cloud Practitioner Essentials
AWSクラウド環境でのインフラ構築を中心に、基本のサービスの特徴と概要を1日で学習するコースです。座学が多めでAWSの基礎知識、用語、各サービスの特徴を集中的に学びます。「AWS認定クラウドプラクティショナー」資格取得を目指す方の基礎知識修得にも最適です。
2. AWS Practical Startup Workshop
AWSにおけるインフラ環境構築の基本を1日で学習できるコースです。演習がメインで、シナリオベースの演習を通じて、手を動かしながら各サービスの特徴と推奨構成の構築方法を学びます。
それぞれの違いを表にまとめました。
AWSについてほとんど知らない方は「AWS Cloud Practitioner Essentials」を、すでにざっくり理解はしているが、実際の利用には自信がない、と言う方は「AWS Practical Startup Workshop」をおすすめします。
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AWS Cloud Practitioner Essentials
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AWS Practical Startup Workshop
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講義・演習の割合
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講義8割、演習2割 |
講義2割、演習8割
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学ぶこと
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AWSの基礎知識、用語、各サービスの特徴 |
各サービスの特徴と推奨構成の構築方法
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向いている人
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まず基礎知識や全体像を知りたい人 |
AWSの使い方・始め方を触って覚えたい人
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必要な前提知識
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特になし
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クラウドやAWSの基本的な理解
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上記の入門コースは、2020年4月からリニューアルされる新しいコースです。3月までは、それぞれ「AWS Technical Essentials 1」「AWS Technical Essentials 2」というコース名で実施しています。
学習する知識に大きな違いはありませんが、リニューアル後は、より実際にAWSを利用し始める際に必要になる情報を理解しやすい構成となっています。特にAWS Technical Essentials 1の演習は、インフラストラクチャ構築のみだったものがストレージサービス(Amazon S3)やセキュリティ監査(Trusted Advisor)など、エンジニア以外の方にもクラウドを体感しやすい演習に変更されています。
Q1 - 3月までの受講がおすすめの人はどんな人?
AWS Technical EssentialsもAWSの基本を修得できることに変わりはありませんので、なるべく早くAWSの知識を身に着けたい方は、リニューアル後のコースを待つ必要はありません。
Q2 - 以前AWS Technical Essentials を受けた場合、受け直した方がいいのか?
基本的には再度受講する必要はありません。1を受講済であれば2を、2を受講済でしたらより上位のコースを、など、ステップアップされることをお勧めします。
新しいことを学習しようと計画されている方は、きっと通常の業務や家事・趣味や家族との時間をやりくりして勉強の時間を捻出されていると思います。その貴重な時間を「プロの力を借りる」ことで効率的に使う、ということを、選択肢として検討していただければ幸いです。
トレノケートはAWSの認定研修パートナーの中でもアワードを受賞するなどの実績があり、AWSエンジニアの育成にかけての第一人者と自負しています。AWSを使って仕事や世の中をもっと便利にしたい!という方を応援したい!という熱い想いの認定トレーナーもたくさん所属していますので、ぜひご相談ください。
トレノケートのAWS認定トレーニングでは、AWS社の厳格なテクニカルスキル及びティーチングスキルチェックに合格した認定トレーナーがコースを担当します。AWS初心者向けの研修や、AWS認定資格を目指す人向けの研修をご提供し、皆様のAWS知識修得のサポートをいたします。
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