英国オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らの論文「未来の雇用」が発表されました。そこで「10~20年以内に労働人口の47%が機械に代替されるリスクがある」という問題提起がなされ、世界を巻き込んでの論争に発展しました。
その後出た多くの反論・反証により、職業まるごと全部が機械化で置き換わるケースはまだ少ないとみられること、また新しい仕事が誕生する可能性が論文では考慮されていないことから、47%の労働者が失業することはないというのが一般的な論調になっています。
しかし機械化される仕事の範囲が拡大することは確実で、私たちの仕事にも徐々に影響を及ぼしつつあります。
HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?
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2018年開催の世界経済フォーラムは「未来の仕事」というレポートで、2025年、総労働時間のうち52%を機械による自動化が占めると予想しました。
あなたの業務や会社に置き換えてみても、この数字は現実的に思えるのではないでしょうか。
ビジネスパーソンは、この変化に備える必要があります。
The Future of Jobs 2018
http://reports.weforum.org/future-of-jobs-2018/World Economic Forum のページにジャンプします。
「未来の仕事」のレポートでは、2022年のスキルのトレンドTOP10ランキングも発表しています。
上昇トレンドにあるのは、10項目中7個を占める「コンセプチュアルスキル」と「ヒューマンスキル」です。
つまり、AIや機械で代替できないスキルは、逆に重要性を増すのです。
問題を発見し解決するスキルや、新しいアイディアを生み出す力、対人スキルなどは今後、より重視されるスキルであると見られています。
また同レポートでは、2022年までに労働者の54%以上が大幅な再訓練を必要とすると予測しています。
そのうち訓練が必要な期間は、半年以内が35%、半年~1年以内が9%、1年以内が10%です。
スキルの上昇トレンド2位に「能動的学習と学習戦略」がランクインしていることからも、変化に対応するため、戦略的に学習する必要があることが読み取れます。
このように数値で具体的に示されると、他人事ではなくなってきますね。
トレノケートでは、今後より重要性を増す「コンセプチュアルスキル」と「ヒューマンスキル」分野のトレーニングを多数取り揃えています。その中でおすすめのコースをご紹介します。
クリティカルシンキング ~ 思い込みを排除し、本質を見抜く ~
クリエイティビティ&イノベーション ~ 変革をもたらす創造性 ~
EQ(心の知能指数)リーダーシップ ~感情に寄り添い、関係性を構築する~
周囲を動かす影響力を高める ~ビジネスのあらゆる場面で説得の心理学を活用する~
※上記の図全て 世界経済フォーラムによるレポート「Future of Jobs Report 2018, World Economic Forum Comparing skills demand, 2018 vs. 2022, top ten」 をもとにトレノケートが作成しました