【PMP®試験問題 第6版対応 】では、[ASP]PMP®試験対策問題集 PMBOK(R)Guide第6版対応 (スマホ対応版)から毎回1問をご紹介します。
あなたの所属する組織では、様々なプロジェクトを実施しています。それぞれのプロジェクトで品質マネジメントに取組んでいるのですが、多くのプロジェクトで十分な品質が実現できていません。次のような活動は既に実行しています。
1.品質を向上させるためのメンバーのスキルアップを図るトレーニングを実施する
2.品質確保のために必要な作業時間を確保する
3.作業手順の計画や設計などの上流の工程にコストや時間を割く
しかし、プロジェクト・マネジャーとプロジェクト・スポンサー、プロジェクト・メンバー、作業委託先などとの間で、試験項目数や不具合の発生数の評価を巡って論争が起きており、結果として品質が不十分な事態となっています。
品質マネジメントのどんな点が不足しているのでしょうか。最適なものを1つ選びなさい。
A. 品質マネジメント責任者の選定と合意
B. 検査より予防という品質マネジメントの基本理念の周知徹底
C. 品質基準の策定と合意
D. 品質マネジメントのツールと技法の活用
C. 品質基準の策定と合意
「試験項目数や不具合の発生数の評価を巡って論争が起きている」ということは、「品質基準の策定と合意」ができていないということを意味します。プロジェクトでどんな品質を目指すのかを内容とする「品質基準」あるいは品質目標が不明確なまま、どんな取組みをしても、十分な成果を得ることは期待できません。
<PMBOK®Guide第6版 第8章参照>
「ソフトウェア品質管理 ~品質向上のための基礎知識~(SWC0009G)」では、ソフトウェア開発に携わるすべての方を対象として、品質状況の判定や品質確保・向上のための考慮点など、ソフトウェアの品質管理において身につけておくべき基礎知識を習得します。